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「Bytom (バイトム)」は、デ―タ資産と現物資産を、ブロックチェーン上で手軽に相互運用できるプラットフォーム作りを目指しています。
仮想通貨などの実物のないデータ資産に価値が生まれ始めた昨今、需要は少しづつ伸びてきています。
「Bytom (バイトム)」の概要
通貨名/通貨単位 | Bytom/BTM |
公開日 | 2017年6月20日 |
最大供給量 | 14億700万BTM |
ホワイトペーパー | http://bytom.io/BytomWhitePaperV1.0_En.pdf ※現在は見れなくなっているようです。 |
公式サイト | https://bytom.io/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/bytom_official |
取扱取引所 | bitbank,QUOINEX |
「Bytom (バイトム)」は仮想通貨などのデータ資産と、不動産などの現物資産を繋ぎ、手軽に相互運用できるプラットフォーム構築を目指しています。
「Bytom」が目指すプラットフォームが完成すれば、仮想通貨と不動産などの関連性の薄い分野の資産を一括で管理し、それらをデータ上で簡単に移動することができるようになり、結果として流動性を高めることが可能です。
データ資産はそのままに、不動産などの現物資産は取引記録をデータとしてブロックチェーン上に保管することでハッキングや複製なども不可能になります。
プラットフォーム内では独自トークンBTMを発行しており、通貨を一種類に統一する事で資産管理の手間を省いているようです。
「Bytom (バイトム)」の特徴
「Bytom」は独自ブロックチェーンを応用する事で、プラットフォーム内のデジタル資産と現物資産を手軽に運用する事ができます。
どんな特徴があるのか見ていきましょう。
コンセンサス・アルゴリズム「Proof of Work(PoW)」
「Bytom」が採用しているコンセンサス・アルゴリズム「Proof of Work(PoW)」は、取引の記録が正しく行われているかをチェックして承認する作業を行っています。
マイニングによって生成されたブロックの正当性をチェックして、間違いが無ければそれらをブロックチェーンに同期し、合意と形成を行うのです。
ブロックチェーン上に間違った情報を書き込まないようにするたの非常に大切な工程であり、現在は投資家が仮想通貨選びを行う際に一つの基準にもしています。
クロスチェーンによる資産管理
「Bytom」は独自ブロックチェーンの中に、他のブロックチェーンの疑似モデルを構築する事ができます。
これによって異なるブロックチェーン間で行われるやり取りがスムーズになり、より応用性の高い相互管理を実現しています。
資産の流動性を向上させるという意味では非常に有効な技術です。
階層的決定性ウォレットを使った資産の保管
「Bytom」では「Hirarchy Deterministic Wallet(階層的決定性ウォレット)」というウォレットを採用しています。
階層的決定性ウォレットは「seed(シード)」と呼ばれる数値から自動で秘密キーを作り、階層構造を用いて仮想通貨を管理することができるウォレットです。
シードの数値を起点にして作られた秘密キーは「親キー」となり「子キ―」を作り出します。その「子キー」はさらに「孫キー」を作り出し、階層的に段階を踏んで新しい秘密キーを生成していきます。
セキュリティ的なメリットはもちろん、マスターキーとなる秘密キーさえ覚えておけば複数の異なるウォレットにアクセスできるようになるので、利便性も高まります。
UTXOとの互換性がある
「Bytom」プロコトルは、「伝送」「契約」「資産相互」をそれぞれ別のレイヤーによって構成しています。
その内の伝送レイヤーは、ビットコインに採用されているUTXOおよび取引記録構造データと互換性があるため、高速処理と高い匿名性を維持しています。
「Bytom (バイトム)」まとめ
今回はデータ資産と現物資産を繋ぐ役割を持った仮想通貨「Bytom」をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ブロックチェーン技術が普及したことによって、仮想通貨などのデータ資産は、今後もたくさんの種類が登場すると思います。
記録などによって左右される現物資産もデータ上で管理されるようになれば、「Bytom」のようなプラットフォームはより一層需要を高めることになるでしょう。