このニュースを3行で解説↓
- ロシアの実業家がマイニングを目的に発電所を2つ買収!!
- ロシア政府が、マイニング規制をどうするか注目。
- ロシア国内メディアはマイニング事業に深く関わる事を反対している。
マイニングを目的に、実業家が2か所のロシア発電所を買収してしまう!
ソース元 https://news.bitcoin.com/businessman-buys-two-electric-power-stations-to-do-bitcoin-mining-in-russia/
中国のマイナー達は、約2年間、Bitcoinのマイニングを実質的に支配してきたが政府の規制強化による懸念が高まる中、他国のライバル企業参入に警戒を強めていた。そのような最中、豊富な化石燃料のエネルギー源を持つロシアで、発電所を2つも買収してマイニングベンチャー企業を設立するという大博打に打って出た人物が登場した。
ロシアのマイニング事業
ロシアのビジネスマガジンKommersantによると、ある投資家がロシアでBitcoin採掘に使用することを目的に、2つの発電所を買収したことを報じた。広大で自然資源の豊富な同国で、ベンチャーのために発電所を購入するという人物が現れたのは今回が初めて。
発電所のバイヤーである実業家Aleksey Kolesnik氏は間接的に買収を確認することになった。
1つは中部ウラル山脈西斜面のペルム地域に位置する発電所、もう1つはウドムルト近郊にある発電所だ。この2つの施設は、データセンターとBitcoin採掘場の両方を兼ねる施設であると同紙が報じた。契約は約1億6000万ルーブル(約280万ドル相当)だ。
2018年3月にロシア財務省は、仮想通貨とICO規制のための法案を採択する予定だ。
マイナー達は北へ向かう
中国のマイナー達は故郷からの脱出準備を始めている。効率的なマイニングを行うためには安価な電力と寒さが必要だ。マイナー達はアイスランドからカナダまで、その両方を維持できる環境に移動する。ロシア政府が自分達の領土内で他者によるBitcoinマイニング事業を許すのかは疑問が残る。
12月にロシア下院議会が行った意見交換の場では、15カ国のマイナー国民が国会議員と議論した。仮想通貨がどのように作られ、マイニング規制についてどのようなアプローチがされ、議論されてきたのかを説明した。ロシア政治家の一部は、Bitcoinが西側の犯罪に使用される可能性を懸念している。多くの主流メディアは、ロシアがマイニング事業に深く関われば、多くのエネルギーを無駄にすると批判している。