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Ravi Menon氏「仮想通貨市場が崩壊するかもだけど、背後にある技術は更に活用されるだろう」

この記事は、湯本からの投稿です。

このニュースを3行で解説↓

  • シンガポール金融中央銀行のチーフRavi Menon氏が仮想通貨の未来について言及!
  • Ravi Menon氏「仮想通貨の技術は素晴らしいけど、仮想通貨の価値が上がるかどうかとは別問題。」
  • シンガポール金融中央銀行で独自の仮想通貨を発行する可能性があるかもしれないことは否定しない。

シンガポール中央銀行のチーフRavi Menon氏が、高騰する仮想通貨市場の崩壊を予想すると共に、仮想通貨の背後にある技術の素晴らしさを評価。

ソース元 https://www.ccn.com/singapore-central-bank-chief-wants-cryptocurrency-to-survive-crash/

シンガポール中央銀行のチーフは、投機対象としての仮想通貨市場ブームが崩壊することを予測したうえで、仮想通貨の背後にあるブロックチェーン技術があらゆる分野で活躍し固定化することを期待していると述べた。

シンガポール金融中央銀行(MAS)のマネージングディレクター、ラビ・メノン(Ravi Menon)氏は、銀行業界のイベントで「ブロックチェーン技術は、いったん誇大宣伝が行われた後、 腐敗していくと思う」と語った。

ロイター通信によると、中央銀行の関係者はこう述べたという。

現在のバブルに似た発狂がなくなり仮想通貨市場の崩壊があったとしても、デジタル通貨やブロックチェーンに関連した技術を損なうことはない

メノン氏は、世界中ほとんどの中央銀行家の発言を否定するのは簡単だが、Bitcoinやその他の仮想通貨が単なる投資手段として見られているのは間違っていると発言してきた。

メノン氏は、2017年10月の放映されたインタビューで次のように付け加えた。

現状は、仮想通貨に対する誤ったアプローチがなされていると思う。今後仮想通貨の技術を使えば、特定のユースケースでより良いアプリケーションを得ることができるだろう。

メノン氏は、より広義で現実的な暗号化アプリケーションの例を挙げて、国内の移住労働者が国境を越えたより安く、より速く、より効率的な送金が行える可能性を提唱した。

最近、アジア太平洋地域で最も権力のある中央銀行総裁に選ばれたメノン氏は、

もし仮想通貨のブロックチェーン技術をつかって国境を越えた送金を行えば、今以上の利益を得ることができる。しかしこれは、BitcoinやEthereumが価値あるものになっていくかどうかという話とは別の話題だ

メノン氏は仮想通貨投資を懸念している。中央銀行は、2017年に起こった仮想通貨の価格急騰は、市場価格の急激な低下という高いリスクと、それによる市場の憶測によって引き起こされていると述べた。

メノン氏は中央銀行が独自の仮想通貨を発行するという可能性を否定しなかった。

2017年中頃、シンガポール金融中央銀行はすでに、デジタル化されたシンガポールドルのトークンをEthereumのブロックチェーンに発行することを試行していた。