この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ダークウェブの危険性は、常に私達の身近にある。もっとも有名なのはドメイン名「.onion」だが、複数のサーバーを経由することで、その匿名性を高めている。
- コインチェックの仮想通貨流出後の仮想通貨取引および資金洗浄なども、ダークウェブによって取引が行われているという。
- 他にも薬物やポルノなど、違法なものが多く取引されている。掲示板等のリンクを知らず知らずのうちに踏んでいると、こうしたダークウェブに迷い込む恐れがあるので、注意が必要だ。
気付いた時にはダークウェブだった!掲示板のリンクを踏むのは要注意
コインチェック社から盗難されたNEMの資金洗浄で有名になりましたが、そのほかの国内の有名な事件で言えば、’12年、冤罪で4名の誤認逮捕者を出したパソコン遠隔操作事件の犯人も、ダークウェブを使用していました。
ダークウェブはもはや自分達と縁遠いものではなくなった。私達を常に”狙っている”と考えた方が良いのかもしれない…。2012年の遠隔操作事件、コインチェック事件後の資金洗浄は、事件のごく一部に過ぎない。
dai06
ITジャーナリスト 三上洋 氏
海外では、トラップとして中継サーバーを警察が作り、犯罪者を捕まえようとする囮捜査が試みられています。それでも、捜査には経由地である国の捜査協力が必要であるため、現実的には犯人の追跡は非常に困難。実際、ダークウェブのシステムを利用した犯人を逮捕することに成功した事例はありません
そう、ダークウェブへの効果的な対抗策はまだ”無い”のだ。まずはそれぞれが自衛することが必要。仮想通貨取引に参入する人が増えた今、ダークウェブで稼いでいる人物達にとっては好都合な状況がができつつある。狙える獲物が多いのだ。
dai06
自らの意思ではなくとも、通常のウェブ上にあるアダルトサイトや掲示板サイトに貼られたリンクなどをウッカリ踏んだだけで、ダークウェブの危険に巻き込まれてしまう可能性もあるという。
安易にリンクを踏まないように注意しよう。そして甘い取引に誘われても警戒しよう。知らず知らずのうちにダークウェブの取引やウィルスの被害にあう可能性はゼロではない。
dai06
ソース元https://friday.kodansha.ne.jp/sn/u/column/103952