この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ノーベル経済学賞受賞の経済学者であるロバート・シラー教授がCNBCの番組でビットコインのバブルについてコメント。
- 「ビットコインはバブルかもしれないが、破裂して永遠に消えることはないだろう」とした。
- シラー教授はビットコインに関心を持っているが、その流行やバブルには政治的なものが含まれているともコメント。今の仮想通貨のあり方も「本来とは違うストーリー」とした。
シラー氏曰く、仮想通貨は「かけ離れたストーリー」を進行中!
シラー教授は、ビットコインは「何かに熱中する人間行動の1例であり、魅力的だ」と語る。
シラー氏からは仮想通貨に対してどこか達観している印象をうける。
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ビットコインが注目されているのは「もともとのアイデアとは、かけ離れたところにあるストーリーにあると私は考えている。コンピューターサイエンスで説明できるものというより、より心理学的なものだ」と述べた。
うーん、賢いコメント(む、難しい)…!
仮想通貨は本来はグローバルな送金手段として誕生したはず。しかし、ビットコインなどは金額が一気に高騰し、人々は仮想通貨を投資の手段と考えるようになった。そうした状況下では、仮想通貨の本来の使用目的に考えを巡らすことも少なくなった。「稼ぎたい」、「面白そう」、そんな興味関心が人々を仮想通貨に呼び込んでいるのだろう。
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シラー教授によれば、仮想通貨の「流行」や「バブル」の一部は政治的なものだという。人々が政府を信頼しなくなっていることが仮想通貨への投資を引き起こしていると、シラー教授はみている。
日本の事例で言えば、年金の受給に関する問題や、終身雇用制度の崩壊、諸々の税金の値上げなどが政府への不信感を強めているといえるだろうか。人々は政府に頼らずどうにかして自由を得ようと考えている。その方法の1つが仮想通貨というわけだ。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/nobel-winning-economist-shiller-says-bitcoin-bubble-may-be-around-for-a-while