この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- コインチェックを36億円で買収するマネックスが条件として「アーンアウト条項」を盛り込むことがわかった。アーンアウト条項によって今後3年間のコインチェックの業績によってマネックスは追加で金銭を払うことになる。
- 今回の場合、コインチェックが来季以降の3年間で100億円の累積当期利益を出した場合には、その半額の50億円を上限とした追加支払いが行われるとのこと。
- このような契約は買う側と売る側の条件が一致しない場合に行われるもので、買収金額の交渉が難航したことがうかがえるものだ。
コインチェックにはびこるは強すぎる株主の影響力?再起は可能なのか
買う側はリスクを取って業績が悪化した会社を買い取るわけですから、できるだけ安く買おうとします。一方、売る側は、できるだけ高く売りたいと考えます。買う側がどうしても価格面で譲歩できない場合、今後、その事業で儲かった場合には追加でお金を払うという条件で、売る側を納得させることがあります。これがアーンアウト条項です。
コインチェックはその信頼性が問われており、業績も不安視する声が大きいような気がする。そんな状況下で大きな利益をあげることができるのだろうか…。
dai06
コインチェックによる通貨流出が明らかになった際、記者会見に臨んだ同社の和田晃一良社長は「株主と相談しないと答えられない」という奇妙な発言を何度も繰り返し、株主の影響力が極めて強い会社であることが浮き彫りとなっていました
今回の買収に関しても株主の意見が影響していたのだろうか。マネックスによる買収・立て直しに悪影響を及ぼさないと良いのだが…。
dai06
マネックスのリスクも抑えつつ、投資ファンドが可能な限り大きな利益を得られることを目的として、この珍しいスキームが採用されたのかもしれません。
コインチェックを介したマネックスの仮想通貨業界参入は吉となるか凶となるか。今後の展開を注視したいところだ。
dai06
ソース元https://thepage.jp/detail/20180410-00000005-wordleaf