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RippleProductについて解説!xVia編

この記事は、ぱらとからの投稿です。

RippleNetの柱となる3つのシステムのうち各国の企業をAPIインタフェースを通して国際送金を行えるようにするのが今回解説するxViaです。xViaというAPIインタフェースを通すことで各国の企業は容易かつセキュアに取引することができるようになります。

xCurrentと同様取引するもの同士をつなぎ合わせる役割を担うxViaですが、どのような違いがありRippleNetではどのような役割を果たすのか解説していきます。

ぱらと

xViaとは?

今回解説するxViaは先に解説したxCurrent同様国際送金の際に利用されるインタフェースで、xCurrentは各国の銀行間の取引に特化したプラットフォームだったのに対して、xViaでは一般の企業同士の取引についてもサポートしてくれるRippleNetの柱となるシステムの1つです。

一般企業同士の取引では送金だけでなく取引に関わる情報や書類のやり取りも発生します。xViaではそれらのコンテンツも送金決済に含めて送信することができる上、その取引の内容を安全にかつ透明性を持って取り扱うことができます。

本来、送金にしてもデータの送信にしても国を超えてのやり取りをする場合は様々な仲介が必要でしたがxViaを採用することによって実際に取引する企業同士ではかなりシームレスにやり取りができるように感じられると思います。

既に解説したxCurrentも同じくRippleNetを通してお互いを繋ぐシステムですがxViaでは企業と企業の結びつきをより意識したインタフェースになっています。

ぱらと

xViaの特徴は?

xViaは他のRippleproduct(xCurrentやxRapid)と違い専用のソフトウェアのインストールなどが必要ないAPIインタフェースを採用しています。

MEMO
xCurrentやxRapidはソフトウェアのインストールが必要

xViaを窓口として各企業はRippleNetへ接続しRippleNetの機能を利用するとことができるようになるわけです。xViaのシームレスかつ透明性の高い国際送金システムを一般企業が簡単に利用できるというのは非常に大きな利点だと思います。

こういったシステムの場合は一元管理できる利点を活用するためにソフトウェアの導入が必要でそのために専用のイーサネットワークを構築するなどの手間暇とコストがかかることが多いのですが、xViaを通してRippleNetを利用するとその手間は必要なくコストも非常に安価に抑えることができるので開発が進み採用企業が増えていくことが期待できるわけです。

また、インストール不要のインタフェースのため、新規ユーザーの参入障壁が非常に低いことも特徴として挙げられます。今後発展していくであろうRippleNetへの参加者は多ければ多いほどネットワークが安定しますので、xViaのようなシステムは新たなユーザーを取り込むのに最適だと思います。

xViaのテスト稼働も徐々に進んできている

他のRippleproduct同様、xViaも企業間のテストなどが進んできています。

Ripple公式でもテストの状況は報告されたりしています、最近ではインド、ブラジル、中国などでのテスト結果も取り上げられています。

RippleNet Strengthens Emerging Markets Access into India, Brazil and China(英文)

国際送金という複雑かつ煩雑なやりとりをRippleNetという一元管理できてコストも削減できるプラットフォームを特別なソフトウェアのインストールなど不要で簡単に利用できるxViaはRippleNetの開発が進むにつれて窓口としての機能を大いに果たしてくれる大事なシステムになると考えられます。

もちろん他の2つのシステムもRippleNetにはなくてはならないシステムですが決済情報だけでなく請求書などの情報を合わせて簡単にやり取りできるxViaへの注目度は非常に高いと思われます。

今後の開発状況をしっかり観察してRipple全体の動向をチェックしておきたいところです。

ではでは