この記事は海外ニュースサイトの情報を引用し翻訳したものです。
引用元はこちら→https://www.ccn.com/ethereum-price-new-all-time-high-at-1410-market-shifts-from-ripple-to-ether/
イ―サリアム(Ether)が驚異的な伸び率を誇っていたリップル(XRP)を追い越して、市場で2番目に価値が高い暗号通貨としての地位を固めることになった。
リップル崩壊によってもたらされるイ―サリアムのメリット
1月4日以降、リップルの市場評価額は$148億円から$73億、たった1週間で2倍近く減少した。逆にイ―サリアムの市場評価額は850億から1,350億ドルにまで高騰し、1月10日にはさらに15%増加。
このイ―サリアムの価格高騰はリップルの大量売却による市場評価の低下だけでなく、ConsenSysの企業家Ryan Selkis氏のようなアナリスト達によるリップルへの厳しい批評も影響したのではないかと見られている。
12月29日、Selkis氏はリップルとパートナー契約を結ぶ多数の銀行が、数十億ドルの定期的な清算処理をリップルネットワークを利用して怠っていると指摘した。
Selkis氏は「リップルが銀行に提供しているのは単純なP2Pのメッセージツールであり、使用されているものはコルレス銀行のモデルと同じである」と発言。
リップルのCEOであるBrad Garlinghouse氏は、ニューヨークタイムズに書かれたSelkis氏の「パートナー銀行がリップルネットワークを利用して取引処理を怠っている」という批判に対してリップルのxRapidプラットフォームを使ってこのように発言。
「ここ数カ月間、私は実際にパートナー銀行の事業者と話をした。彼らは実際にxRapidを使用する予定がある。私が実際に聞いたことをまとめる」
- 私達が行っている商売は現在の方法よりも100%効率的で、最終的に現在よりもたくさんの資金を稼ぐことができる。
- xRapidは完璧に運用されている。
- 現在のプロセスよりもはるかに効率的であり、今後もxRapidを推進していきたい。
- 手数料によって打撃を受けた小~中規模の銀行はたくさんある。彼らはお金を払ってでもこの機会に飛び乗るだろう。
これらのGarlinghouse氏の発言とは無関係に、リップルの価格は過去一週間で大幅に下落。その結果イ―サリアムはリップルからシフトしてきた市場の恩恵を受けることになった。
イ―サリアムの時価総額は正当化できる
イ―サリアムは正当な市場評価を持つ少数のブロックチェーンネットワークの一つとして今後も残ることになるだろう。CryptoKitties、0x、EtherDelta、Status、OmiseGoなどのイ―サリアム上に構築された分散アプリケーションは、毎日数十万件の情報処理を行うユーザーにとっても大きなメリットとなっている。
短期的にみるとネットワーク上の分散アプリケーションは効果的に機能し、イ―サリアムの上昇傾向が続く可能性は大いにありえる。