- 2日、米証券取引委員会(SEC)は、リップル社に関する訴訟の判決を不服として控訴すすると発表。
- 8月、裁判所はリップル社に1億2000万ドルの罰金を課したが、SECは20億ドルを求めていた。
- SECはリップルが法に抵触すると自信をのぞかせ、リップル幹部らは残念だが驚いていないとした。
SECは勝利を確信、リップルCEO「(SECは)重要なことすべてに失敗」
米証券取引委員会(SEC)は10月2日、リップル(Ripple)社に対する訴訟での判決を不服として控訴すると発表した。
SECは、控訴裁判所に「控訴通知」を提出。4年にわたるリップル社との裁判に判決がくだされたのは、約2カ月前のことだ。
非常に長期間にわたっているSECとリップルの争い。
今回に控訴によって終わるかに見えた争いが、再び延長することとなった。
NFT仮想通貨Leader編集部
今年8月、裁判所はリップル社に1億2500万ドルの罰金を課したが、SECが求めた20億ドルと比べるとわずか。裁判所はこの罰金の執行を、SECによる控訴期限を過ぎるか、裁判所が控訴を決定するまで保留した。
SEC広報担当者は「リップル社についての地方裁判所の判決は、最高裁判所の数十年にわたる判例や証券取引法に抵触するものと確信しており、主張を展開することを楽しみにしている」と声明で述べた。
リップルは2023年7月に、仮想通貨XRPが連邦証券法には違反したが、、個人投資家向けの取引所を通じた販売は証券法に違反しないとの判決を下されている。これにSECは控訴したが却下をされている。
しかし、SECの自信に揺らぎはないようだ。
NFT仮想通貨Leader編集部
当記事が公開された後、リップル社広報担当者は、ブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)CEOとスチュアート・アルデロティ(Stuart Alderoty)最高法務責任者のXへの投稿をCoinDeskに共有した。
「(SECは)重要なことすべてにおいて失敗した」とガーリングハウス氏はツイートしている。
「リップル、暗号資産業界、法の支配はすでに勝利している…XRPは証券に当たらないという状況は、現状は、今日の法として確立されている」
リップル側もSEC同様に余裕綽々といったところか。
アルデロティ氏も「残念だが、驚くようなことではない」と、CEO同様に泰然自若としている。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>coindeskjapan