- 仮想通貨取引所バイナンスの共同創業者で、元CEOのチャンポン・ジャオ氏が刑務所から釈放。
- 同氏は4月に刑期を務めることに同意、カリフォルニア州の低警備の刑務所などで刑期を過ごした。
- ジャオ氏は今でも個人資産600億ドルを有するとされており、次なる一手に注目が集まっている。
投資?回顧録執筆?自由の身になったジャオ氏はどうする?
仮想通貨取引所バイナンスの共同創設者で元CEOであるチャンポン・ジャオ氏(通称CZ)は、9月27日にバイナンスで効果的なマネーロンダリング対策(AML)プログラムを維持できなかったために科された4か月の刑期を終えた。
4月にドバイから米国に戻り、刑期を務めることに同意していたジャオ氏が、このたび4カ月の刑期を終えた。
彼は最初の2カ月を比較的警備のゆるいカリフォルニア州南部の刑務所で過ごし、残りの2カ月を監視下でロングビーチのハーフウェイハウスで過ごしたという。この時、昼間の外出も許可されていたとのこと。
NFT仮想通貨Leader編集部
ただ1つ確かなことは、ジャオ氏がバイナンスに戻ることはないということだ。バイナンスが11月21日に提出した司法取引協定によれば、同社はジャオ氏が「現在または将来にわたって取引所の運営や管理に関与することはない」ことに同意した。
バイナンスの経営に関与はしないとされるジャオ氏だが、バイナンスの株主であり実に90%もの株を保有するという。しかも、彼の資産は今も健在で、その金額は世界25位600億ドルになるという。
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ジャオ氏の別れのメッセージでは、分散型金融(DeFi)の分野に飛び込む意向を示唆していた。
(中略)
3月19日、ジャオ氏は教育プラットフォーム「ギグル・アカデミー」の設立を発表した。コンセプトペーパーによれば、このプラットフォームは教育へのアクセスがない発展途上国の13歳未満の子供たちを支援することを目的としている。
(中略)
ジャオ氏は、サトシ・ナカモトとイーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリンに次ぐ、仮想通貨業界で3番目に影響力のある人物だとされている。仮想通貨業界の多くは、回顧録や自伝を歓迎するだろう。
豊富な資産と影響力を元手に、ジャオ氏が次にとる行動とはなんだろうか。
仮想通貨もとい多くの金融・テクノロジー業界の人々が、彼の一挙手一投足を注視している。
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<参考元>cointelegraph