この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 3日、北朝鮮のハッカーが仮想通貨関係の企業の従業員をターゲットにしているとFBIが警告。
- FBIによれば、北朝鮮のハッカーは特に上場投資信託(ETF)関連の企業をねらっているという。
- 2017年以降、ラザルスに代表される北朝鮮のハッカーは約30億ドル相当の仮想通貨を盗んでいる。
巧みな話術と手段で攻撃、北朝鮮ハッカーに注意せよ
米連邦捜査局(FBI)は、デジタル資産企業の従業員に対し、北朝鮮による仮想通貨の盗難を狙った試みに警告を行った。
多岐にわたるFBIの調査対象は、近年仮想通貨関連の犯罪にまでおよぶ。なかでも北朝鮮ハッカーの攻撃は、世界規模で起こっており多くの国・企業らの懸念事項である。
特に最近はETF関連の企業をターゲットにしているといい、FBIも警告を発している。
NFT仮想通貨Leader編集部
攻撃者は、嘘の投資機会や嘘の求人、「特定の技術」に関連する著名な人物を装って攻撃対象者を騙そうとする。攻撃者は「就職用の事前テスト」などの理由をつけてダウンロードリンクを提供し、マルウェアをインストールさせる。
攻撃者は被害者と長期間かつ親密に会話をすることで、警戒心を抱かせずマルウェアをばらまくという。さらに流暢な英語を用いること、仮想通貨分野の技術に精通しているという。
NFT仮想通貨Leader編集部
2017年以降、北朝鮮のハッカーはこのようなスキームを用いて約30億ドルの仮想通貨を盗んでいる。北朝鮮のハッカーグループ「ラザルス」は、仮想通貨ユーザーを標的にした多くの攻撃で首謀者であるとされている。
北朝鮮と聞くとどうしても発展途上な印象を受ける人もいるだろう。
しかし、そのサイバー攻撃特にラザルスによるものは巧妙であり、決して軽視するべきものではない。
NFT仮想通貨Leader編集部
<参考元>cointelegraph