- 2021年にビットコインを法定通貨としたエルサルバドルは、その取り組みを現在も続けている。
- 1日1BTCを購入する計画を発表しており、現在は5690BTC(約600億円相当)を保有している。
- 最近ではコールドウォレットへ移す方針を示し、今後もビットコイン政策に注力するとみられる。
独自路線継続のエルサルバドル、より安全かつ信頼してビットコインを運用か
暗号資産(仮想通貨)へのコミットメントを強調する戦略的な動きの中で、エルサルバドルは暗号資産市場、特にビットコイン(BTC)との関わりを深めている。ナジブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領は以前、1日1ビットコインを購入する計画を発表し、法定通貨では手が届かなくなるまでこの取り組みを続けるとした。
ブケレ大統領のビットコイン関連の政策は、SNSでも頻繁に取り扱われる話題だ。ビットコイン購入の際にも大統領のSNSで報告されることがある。
同国のビットコイン保有数は、5690BTC(約600億円相当)になったという。
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暗号資産への取り組みとともに、エルサルバドルはグローバルな投資シーンに向けて、国際的な投資と送金に対する所得税を撤廃するという大胆な声明を発表した。30%の所得税の撤廃は、海外投資家を惹きつけ、経済成長を後押しすることが目的だ。
エルサルバドルのビットコインへのコミットメントは最近、5000BTC以上をコールドウォレットに移したことで大きな注目を集めた。
世界中から多くの注目と同時に批判を浴びているが、エルサルバドルの独自路線は継続されている。
仮想通貨と国家戦略が強く結びつくエルサルバドルの動きは、一種のロールモデルとなっている。
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ブケレ大統領は、単にビットコインを買い集めるだけにとどまらず、暗号資産に関連する戦略的投資や取り組みを通じて、エルサルバドルを裕福な国家に変えることを描いている。国際通貨基金(IMF)のような国際機関からの批判や警告にもかかわらず、エルサルバドルのビットコイン戦略へのコミットメントは揺るぎなく、ビットコインから離脱するサインは見えない。
エルサルバドルは「ビットコインシティ」なる仮想通貨特区の計画も発表している。
今後も同国の取り組みから目が離せない。
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<参考元>coindeskjapan