- ビットコインの上昇に伴い韓国では仮想通貨取引が人気、個人投資家の需要も伸びている。
- 10日の仮想通貨の取引高は11.8兆ウォンで、8日の株式市場の取引高11.47兆ウォン(87億ドル)を上回った。
- いわゆる”キムチプレミアム”は、2022年5月以来の高水準でビットコインは他国より10%ほど高い。
韓国で沸き起こるキムチプレミアム、仮想通貨取引が人気
ビットコイン(BTC)の上昇で、韓国では暗号資産取引の熱狂が復活し、韓国の暗号資産取引所の取引高は先週、株式市場の取引高を超えた。
韓国メディアは、国内の暗号資産取引所の取引高は10日、11.8兆ウォンを記録したと報じた。これは8日の韓国の株式市場の取引高11.47兆ウォン(87億ドル)を上回った。
韓国で沸き起こるビットコイン人気。いわゆる”キムチプレミアム”が発生するなか、仮想通貨取引そのものが人気となっている。
dai06
「韓国では、経済の急成長を経験したため、ハイリスク・ハイリターンの投資が好まれる」とオンチェーン分析会社CryptoQuantの創業者キ・ユン・ジュ(Ki Young Ju)氏は述べている。
「富の格差が広がる中、多くの人々がこのような投資に目を向けており、アルトコインはビットコインやイーサリアム(ETH)のような主要資産よりも好ましい選択肢となっている」
キムチプレミアムによるビットコイン、そしてアルトコインの高騰が起こっても、韓国における仮想通貨への期待感は大きいようだ。それは今回報じられた取引高にも表れている。
dai06
「キムチプレミアムは、2022年5月のルナの崩壊以来の高水準となっている。韓国の投資家はビットコインにプレミアムを支払うことを厭わないため、しばしば強い個人投資家需要のサインと見なされている」とCryptoQuantのリサーチ責任者ブラッドリー・パーク(Bradley Park)氏は述べた。
「Upbitの1日あたりの取引高は(ビットコインが)6万ドルに達した後、高水準を維持している。これは、個人投資家からの資金流入をさらに裏付けている」と同氏は続けた。
今後も韓国の仮想通貨人気は一層高まっていくのだろうか。
日本のお隣ということもあり、その動向には目が離せない。
dai06
<参考元>coindeskjapan