この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- トルコのシムシェキ財務相は、仮想通貨の規制に関して整備を進める方針を発表した。
- 同国はFATFからマネロンや資金供給の対策が不十分な「グレーリスト」に入れられている。
- 提出する法案の具体的な内容は不明だが、2024年末までに国内の規制を完成させる見込み。
不名誉なグレーリスト脱出へ、トルコ2024年末までに仮想通貨規制
トルコは、金融犯罪対策を担当する国際機関である金融行動作業部会(FATF)によって、マネーロンダリングやテロ資金供給の対策が不十分とされる「グレーリスト」に含まれている。
この不名誉なリストからの脱出を目指して、トルコは仮想通貨の規制へ乗り出すという。
なお、シムシェキ財務相によればFATFが定める40の基準のうち、トルコが適合していないのは1つだけだという。
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シムシェキ財務相は、グレーリストから脱却することを目指して、議会に仮想通貨法案を提出する計画だと語った。法改正の具体的な内容については明らかになっていない。
2019年時点でFATFはトルコに重大な欠陥があることを警告していた。
トルコは今回の仮想通貨の規制について、2024年末までに国内の規制のあり方を完成させる見込みという。
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またトルコではデジタルリラというデジタル通貨プロジェクトをも進められている。トルコの中央銀行は2022年12月にデジタル通貨の初期試験を成功裏に実施した。そして、2024年までにさらなるテストを行う意向を示している。
諸外国からの見方の改善だけでなく、CBDCの円滑な流通のためにも、仮想通貨の規制は必要不可欠だろう。
どういった内容・程度の規制になるのか注目が集まる。
dai06
<参考元>cointelegraph