この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 従来よりサトシ・ナカモトの正体は、コンピュータ科学者のハル・フィニー氏とする議論がある。
- しかし、ナカモトがメールを返信していた頃、フィニー氏がマラソンをしていたとする新証拠が登場。
- フィニー氏自身はサトシであるという説を否定しており、この議論はいまだ結論が出ていない。
マラソンしながらメールは不可能?結論出ぬサトシ・ナカモトの正体
ビットコインのパイオニアであるハル・フィニー氏はビットコイン創設者のサトシ・ナカモトであるかどうか。その議論に一石を投じる新たな証拠が出てきた。それによれば、サトシ・ナカモトがメールを返信していた時刻に、フィニー氏は10マイル(16キロ)のマラソンレースに参加していたという。
ハル・フィニー氏は、ビットコインのソフトを最初にダウンロード・実行した人物。同時にビットコインを最初に受け取っていたことでも知られるが、すでに2014年にALSでこの世を去っている。
フィニー氏は生前から自身がサトシであるという説を否定している。
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「初期ビットコイン開発者であるマイク・ハーン氏がこの時間帯にサトシとメールのやり取りをしていたことがわかった」とロップ氏はハーン氏が過去に公開したメールアーカイブに基づいて説明する。
ビットコイン保管サービス「カーサ」の共同創設者、ジェームソン・ロップ氏もこの説を考察。
サトシとハーン氏がやりとりしていた”この時間帯”というのは、フィニー氏がゴールする2分前のことで、マラソンを走っていた計1時間18分の間にコンピュータにふれていたとは考えられないとも。
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ハーン氏はメールを2017年に公開したが、これはメールから7年が経過しており、ビットコインのスケーリング方法についての意見の相違から他のビットコイナーが彼を信用しなくなった時期でもあった。
今回の説以外にもサトシ・ナカモトの正体をめぐる論はいくらでもある。いまだその結論は出ておらず、サトシは複数人で構成されているという見方やサトシを自称する者もいるほどだ。
ビットコインを生み出した、稀代の発明家サトシの謎は深まるばかりだ。
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<参考元>cointelegraph