この記事は、dai06さんから寄稿頂きました。
このニュースのPOINT!!
- 破綻した仮想通貨取引所FTXとFTX USの顧客の間で和解が成立。
- 2024年第2四半期末までに、資産の90％以上が弁済される見込み。
- FTXは集団訴訟の原告らと議論ののち、「大きな節目」に達したと発表。
FTX破綻手続きに大きな節目、顧客は全損回避か
破産した仮想通貨取引所FTXとFTX USの顧客は、FTXの債権者と債務者間で和解が成立し、2024年第2四半期末までに資産の90%以上が返還される見込みだ。
FTXは集団訴訟の原告らと「広範な議論」を行い、「大きな節目」に達したと17日に発表。16日にはデラウェア州の米国破産裁判所に和解案に通知を提出している。
dai06
修正された計画では、FTXはFTX.comとFTX USの顧客が、配布可能な資産の90%を受け取ると見積もっている。請求額は、FTX.comでは約89億ドル、FTX USでは約1億6600万ドルと見積もられている。
弁済は2024年第2四半期までに行われる見込みといい、FTXの現CEOかつ最高再建責任者のジョン・J・レイ3世氏も、和解条件に満足しているという。
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修正された計画では、FTXが資産を3つのプールに分割する。FTX.comの顧客の利益のために分離された資産、米国顧客の資産、その他の資産の一般プールだ。しかし、請求額に含まれるのは最初の2つのグループだけだ。
しかし、FTXは、両取引所の顧客に全額支払われることはないと予想しており、FTX.comは損失の割合が大きくなる可能性が高いと見ている。
一定の収穫を得たように思えるFTXの問題。
規模が大きいだけにかなり時間はかかっているものの、これを機にさらなる前進に期待したいところだ。
dai06
＜参考元＞cointelegraph
