この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- イスラエルは、中央銀行デジタル通貨(CBDC)「デジタルシェケル(SHAKED)」の発行を計画中。
- 正式な決定はまだだが、デジタルシェケル(SHAKED)を展開するシナリオは示されている。
- 検討委員会は現金の仕様が減っていることが、CBDC開発の原動力のひとつという。
イスラエルがCBDC準備中、米国やEUの動向も注視か
イスラエル中央銀行であるイスラエル銀行は、正式な決定はまだ下されていないが、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行に向けたアクションプランを準備している。
イスラエルが検討しているのはデジタルシェケル(SHALED)だ。
現段階ではまだ現金が使用されているものの、決済アプリケーションや電子決済の普及が現金の利用を減少させていると見ており、中央銀行発行の通貨を使用してもらうためにも、デジタルシェケルを準備しているとのこと。
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イスラエル中央銀行はこういったシナリオや民間企業が支払をコントロールすることを望んでおらず、CBDCが解決策となる可能性がある。
また、CBDCの発行が「デジタル時代の支払システムおよび金融システムでの競争を支援する」という側面も考慮されている。
シェケルの使用が減少すること、その先に政府がコントロールできない状況を望んではいないイスラエル。
過去にも香港金融管理局(HKMA)や国際決済銀行(BIS)らと共同でCBDCの実証実験を行っており、発行に向けた準備は少しずつ進めてきている。
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米国や欧州連合(EU)がCBDCを発行した場合、イスラエルがCBDCを導入する決定にも影響を与えるだろうとも指摘している。
イスラエル中央銀行の検討委員会は、デジタルシェケルの推進に備えて状況を監視していると結論付けた。
中央銀行デジタル通貨の計画は各国が進めている。先行者利益を得るには、乗り遅れないことが肝心だろう。イスラエルの計画も他の国次第で急速に変化するかもしれない。
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<参考元>cointelegraph