この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 2022年の仮想通貨に関する詐欺被害額が、46%減少し59億ドルになったという。
- 被害額が減少した最大の原因は、市場の価格下落があるとチェイナリシスは分析。
- しかし、ロマンス詐欺などは同情心に訴えかけるため、むしろ下落により多発すると。
ロマンス詐欺は例外?22年の仮想通貨の詐欺被害額は21年の半分
2022年の暗号資産の詐欺による被害額は、主に暗号資産価格の下落によりほぼ半分にまで減少したものの、その影響を受けずに済んだ2種類の詐欺がある。
このうち、投資詐欺、NFT詐欺、ロマンス詐欺などの被害額が21年と比べて46%減少したとのこと。
もっとも、これは仮想通貨の価格が下落することで、その被害額も減少するからだとチェイナリシスは分析している。
dai06
しかし、ロマンス詐欺と景品詐欺の2種類の詐欺は、暗号資産価格下落の影響を比較的受けずに済んだとチェイナリシスは指摘し、以下のように説明している。
(中略)
「例えば、ロマンス詐欺と景品詐欺は他の種類の詐欺とは異なり、ビットコインの価格が上昇すれば、被害額も増大するというような相関関係を示していない」。
この原因は被害者の儲けたい気持ちよりも同情心に訴えかけるため、価格が下落している時にこそ被害が多発するからだという。
dai06
「被害者の主な目的は一攫千金ではなく、恋愛相手となるかもしれないと思われる人を助けることにあります。この種の感情につけこんだ手口は、おそらくより広範な市場の動向とは関係なく、他の詐欺と同様の効果を発揮するのだろう」
如何に新しいテクノロジーや資産が生まれようと、あくどい手段で一儲けしてやろうという者は一定数いる。その仕組みやアクションは意外と古典的だったりもする。今後も十分注意いただきたい。
dai06
<参考元>cointelegraph