- 米投資銀行ゴールドマン・サックスが、仮想通貨企業の買収を検討しているという。
- ねらうのはFTXの破綻で影響を受けた企業で、数十億円の投入を考えている。
- ゴールドマン・サックスは、信頼できるプレイヤーとしてのポジションを目指す。
市場低迷の今、ゴールドマン・サックスが目指すのは高い信頼性
世界最大級の米投資銀行ゴールドマン・サックスは、FTX崩壊後に評価額が低下した暗号資産企業に数千万ドル(数十億円)を費やすことを検討している。ロイターが12月6日に報じた。
銀行と従来の仮想通貨がどう共存するか多くのユーザーが注目をしてきた。
が、世界を代表する投資銀行のゴールドマン・サックスは、仮想通貨の持つポテンシャルに期待しているようだ。
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2022年、暗号資産市場は5月のテラ(Terra)崩壊後、複数の大手暗号資産関連企業が破綻、低迷が続いていた。業界の救世主と期待されたFTXの破綻はさらなる打撃を与え、直近では暗号資産レンディングのブロックファイ(BlockFi)が破産申請を行うなど、影響は広がっている。
FTXの破綻により市場は低迷。仮想通貨企業らの評価額にも大きな影響が広がっており、業界のこれからを不安視する声は少なくない。
しかし、ゴールドマン・サックスら投資を検討する者にとっては、これまで買収に多額の資金を必要としていた仮想通貨業界に参入するには、”チャンス”と呼べるタイミングがやってきていることも事実なのである。
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「我々は、より賢明な価格で、本当に興味深い機会をいくつか見ている」とゴールドマン・サックスのデジタル資産部門責任者マシュー・マクダーモット(Mathew McDermott)氏はロイターに語っている。ゴールドマンは暗号資産業界では信頼できるプレイヤーの必要性が高まっており、各行はこれをチャンスと見ている同氏は述べた。
ゴールドマン・サックスは、さまざまな企業をウォッチしている段階にあるという。
彼らの参入は仮想通貨業界全体の価値・信頼を大きく変えることになるのか。注目が集まっている。
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<参考元>coindeskjapan