この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 韓国のソウル地方裁判所が、テラフォームラボの共同創設者の資産を凍結。
- 凍結されたのは、シン・ヒョンスン氏の約145億円で、追徴保全命令として実行。
- ヒョンスン氏は不当に利益を上げたことや、個人情報の不正利用を否定している。
混乱招いたテラ、容疑否認の共同創設者の資産凍結
韓国ソウルの地方裁判所が、テラフォームラボ(Terraform Labs)共同設立者シン・ヒョンスン(Shin Hyun-seung)氏の資産約1,400億ウォン(約145億円)を凍結したことを地元紙YTNが11月17日報じた。
この措置は、追徴保全命令として実行されたもの。これは、被疑者が公判前に収益を処分してしまうことを未然に防ぐために行われるものという。
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検察は、ヒョンスン氏が投資家に適切な情報開示をせずに暗号資産テラ:LUNA(現在のルナクラシック:LUNC)を販売し、約14,00億ウォンの不当な利益を上げたと主張しているとのこと。
ヒョンスン氏はこのほかにも、テラの線で活動の際に顧客の個人情報を不正に使った容疑もかけられている。しかし、同氏はこれらの容疑を否認しているとのこと。
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今年5月上旬に起こったステーブルコインUSTの米ドルペッグ不安定化に起因するUSTとLUNAの価格崩壊について、韓国の裁判所は今年9月にテラの創業者ド・クウォン氏に対して逮捕状を発布している。
ドル連動で時価総額3位になったこともあるテラのステーブルコイン「UST」。その栄光の幕引きは”崩壊”という言葉で報じられ、市場に大きな混乱をもたらした。
今後も事態の全容解明に全力が注がれることだろう。
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<参考元>あたらしい経済