この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 米政府が北朝鮮ハッカー集団が盗み出した仮想通貨を初めて差し押さえた。
- 押収したのは、NFTゲーム「アクシー・インフィニティ」から盗まれた約43億円の仮想通貨。
- 支援したチェイナリシスの関係者は、「押収はこれが最後ではないと確信している」とした。
まだまだ続く、北朝鮮ハッカー集団が盗んだ仮想通貨を押収
米法執行機関は、近年、複数の暗号資産ハッキングに関与している北朝鮮のハッカー集団「ラザルス・グループ(Lazarus Group)」が盗み出した暗号資産を回収したと、チェイナリシスのエリン・プランテ(Erin Plante)氏はブログで述べた。
押収したのは、NFTゲーム「アクシー・インフィニティ」から盗まれた仮想通貨のうち、3000万ドル(約43億円相当)。
チェイナリシスはそれを支援したという。
dai06
「法執行機関と暗号資産業界の主要組織の協力によって、北朝鮮に関連するハッカーによって盗まれた3000万ドル以上の暗号資産が押収された。北朝鮮のハッカー集団が盗み出した暗号資産を押収するのは初めてのこと。だが、これが最後ではないと確信している」(プランテ氏)
北朝鮮ハッカー集団とされるラザルスにおいては、2021年だけでも約450億円相当の仮想通貨を盗み出したという。
これをすべて回収するとなれば、まだ道のりは遠い。しかし、押収に成功したというのは間違いなく良いニュースと言えるだろう。
dai06
ハッカーらは3月、アクシー・インフィニティから6億ドル以上を盗み、その多くをミキシングサービスのトルネードキャッシュ(Tornado Cash)を使ってロンダリングした。米財務省はその後、トルネード・キャッシュを制裁対象としている。
米政府は、仮想通貨にまつわる犯罪行為を包囲網を敷いている。
今後も取り締まりはさらに強化されていくことだろう。
dai06
<参考元>coindeskjapan