この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- テラを支援した資産家マイク・ノボグラーツ氏が、仮想通貨のリスクを語った。
- 最近の動揺を「正真正銘の信用危機」、「とんでもない思い違いをしていた」と。
- 投資家らはリスクへの意識を持っておらず、規制当局も対策が不十分だったと指摘。
失敗振り返るノボグラーツ氏、規制当局の甘さも指摘
暗号資産(仮想通貨)投資会社ギャラクシー・デジタル・ホールディングスを創業した資産家のマイク・ノボグラーツ最高経営責任者(CEO)は、仮想通貨市場に最近見られる動揺は「正真正銘の信用危機」だと指摘。仮想通貨システムにおけるレバレッジの大きさについて「とんでもない思い違いをしていた」と認めた。
仮想通貨業界の大物であるノボグラーツ氏が、過去の失敗を振り返るとともに、最近の仮想通貨市場や投資家らの意識の危うさ、当局の対応の甘さを指摘。
ネット上には「あなたがそれを言うのか」といったような厳しい声も。
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ステーブルコイン崩壊で得た教訓は仮想通貨業界とリテール投資家の両方が「リスク管理という概念をまったくと言っていいほど持っていなかったことだ」と、テラUSDと関連トークン「ルナ」に関わるテラフォーム・ラブズの支援者であるノボグラーツ氏は述べた。
「テラ崩壊」として業界を大きくざわつかせてしまったこの問題。
大きな影響力を持つノボグラーツ氏の口から語られる言葉には、非常に重いものがある。
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同氏はまた、投資家保護の行動が十分ではなかったとして規制当局を批判。透明性と情報開示の向上が必要だと指摘した。
「証券取引委員会(SEC)が何をすべきだったか、あるいは何ができたか、さらには何をしたかもしれないのか私には分からない。しかしリテール投資家の保護で十分に行動しなかったのは確かだ」と述べた。
同氏への批判は今後も行われるかもしれない。が、すでに失敗を経験してしまった以上、そこから何かを得なくてはならないだろう。
その点でノボグラーツ氏が今後どのように関わりを持っていくのか。注目が集まる。
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<参考元>Bloomberg