- モルガンスタンレー幹部のデニス・リンチ氏は、「ビットコインは何度も蘇る」と主張。
- その様子は人気アニメ『サウスパーク』のケニーというキャラクターのようだという。
- BTCは幾度となく弱気サイクルを経験したが、そのたびに認識を広げさまざまな地位を確立させた。
モルガンスタンレー幹部「毎エピソード死に、また戻ってくるケニーのよう」
モルガンスタンレーのデニス・リンチ氏は、モーニングスターの投資カンファレンスでの議論で、ビットコインに関する興味深いアナロジーを披露した。何度も繰り返される「ビットコインは死ぬ」という予想に逆らい、技術的もしくはファンダメンタルな逆境から立ち上がる姿は、アニメ『サウスパーク』のキャラクター、ケニーのようだという。
ケニーはオレンジ色のパーカーのような服をすっぽりとかぶったキャラクターで、不死ないし蘇生する力を持つサウスパークの主役。
YouTubeなどでは彼が死んでしまう場面をまとめた動画などもあるようだが、少々グロテスクな演出もあるので視聴する際は注意していただきたい。
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モルガンスタンレー子会社の資産運用会社カウンタ―ポイントの責任者であり、サウスパークファンのリンチ氏は、10年以上前の誕生から何度もその驚異的な回復力をみせるビットコインがケニーのようだと主張する。
数多くの弱気サイクルを経験し、生き残ってきたことで、ビットコインは広く認識され、尊敬される価値の保存手段もしくは決済手段としての地位を確立した。
ビットコインは相次ぐ流出問題や当局からの規制強化など、その存在が大きく疑問視されることも少なくなかった。しかし、多くの企業が資産の保存や決済として用いたり、その基盤となるブロックチェーンという新技術も多くのサービスに応用されるようになっている。
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しかし、リンチ氏によれば、ビットコインは反脆弱性の特徴をすでに兼ね備えている。ビックテック企業の独占やウォール街の金融市場、政治的な圧力に対抗してきた。
「私はビットコインがこれまでも反脆弱性の特質を持っていることを示してきたと思う」と、リンチ氏は語っている。
今も各国で規制強化あるいは受容かで、対応が分かれているビットコイン。中国も自国のデジタル人民元普及のために、その他の仮想通貨を追放することに決めた。
この先も逆境訪れるはずのビットコインだが、そのたびに死に、そしてまた蘇り、新しい価値を示すこととなるのだろうか。
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ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/morgan-stanley-exec-says-bitcoin-is-the-kenny-from-south-park-of-money