この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- サマーズ元米財務省長官が、「仮想通貨はデジタル・ゴールド」になる可能性があると言及。
- 金と同様に、安全な保有資産を求める人々の代替物として普及すると指摘。
- 一方で、仮想通貨が支払いの主要手段になる可能性はないとした。
仮想通貨は金の代替物に、元米財務省長官が展望示す
サマーズ元米財務長官は21日、仮想通貨は経済での重要性が引き続き限定的だとしても、世界市場で「デジタル・ゴールド」のような商品として存在し続ける可能性があるとの認識を明らかにした。先週ビットコイン相場が乱高下した後で、発言した。
ローレンス・サマーズ氏は、ビル・クリントン政権において第71代財務省長官を努めた人物。
これまでにも仮想通貨市場にさまざまな意見を投じてきた人物だ。
dai06
同氏はブルームバーグテレビジョンの番組「ウォールストリート・ウィーク」で、仮想通貨が「各国政府の日々の業務とは別個の」資産を求める人たちに金への代替物を提供すると指摘。
同氏は「金は長期間、そうした種類の主要な資産だった」とし、「仮想通貨は安全な保有資産を求める人たちが合意する形となる公算がある。私の予想では仮想通貨は一種のデジタル・ゴールドとして普及するだろう」と語った。
仮想通貨に一定の評価を示したサマーズ氏。
金に代わる存在を求めていた人たちにとって、仮想通貨がその欲求の落とし所になるとみている。
dai06
サマーズ氏は同時に、仮想通貨が経済全体にとって重要ではなく、支払いの主要手段になることはないだろうとの見通しを示した。
仮想通貨を支払い手段としての普及ではなく、あくまでも資産としての普及と予想するサマーズ氏。
限定的だというその普及は果たして現実のものとなるだろうか。
dai06
ソース元https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-23/QTI2KQT1UM0X01