- ステランティス傘下のフィアットは、「KIRIプロジェクト」を発表。
- 新型フィアット『500』のドライバーに、「KiriCoins」という仮想通貨を付与。
- 年間走行距離が1万kmで150ユーロ相当が配られ、商品やサービスと交換できる。
環境に配慮した人々に報いる、フィアット「KIRIプロジェクト」始動
KIRIプロジェクトは、EV化された新型フィアット『500』の欧州13か国の顧客を対象にしたプロジェクトだ。新型フィアット500で、環境に優しい運転スタイルを実践しているドライバーに対して、「KiriCoins」と呼ばれる仮想通貨を付与して報いるという。
イタリアの自動車メーカーであるフィアットが、ユニークな試みを始める。環境に配慮する人々を後押しするだけでなく、そうした人々のコミュニティの構築を目指しているという。
このプロジェクトは今後、再生可能エネルギーや食料品など、幅広い分野に展開される可能性もあるそうだ。
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新開発のインフォテインメントシステムを装備した新型フィアット 500を運転するだけで、KiriCoinsはフィアットアプリ内の仮想ウォレットに貯まる。走行距離や速度などの走行データは、Kiriクラウドにアップロードされ、自動的にKiriCoinsに変換される
フィアット500は、丸みを帯びたキュートなフォルムが特徴。
そんなフィアットを乗っているだけで、仮想通貨がもらえるというのだから驚きだ。
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市街地を1km走行するたびに、1個のKiriCoinが付与される。KiriCoinは、2ユーロセントの価値を持つ。例えば、年間走行距離が1万kmの場合、およそ150ユーロに相当する。貯められたKiriCoinは、すぐに使える商品やサービスに交換できる。
環境に優しい運転をすることは、当然地球にとっても人類にとっても喜ばしいことだ。ドライバーもKiriCoinsによる恩恵を受けられ、フィアット側も走行データや自社のファンを集められる。
KIRIプロジェクトは、さまざまな人達に多くのメリットをもたらす、全自動車メーカーが注目すべきプロジェクトなのかもしれない。
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ソース元https://response.jp/article/2021/03/20/344146.html