- 金融庁の新しい長官に、氷見野良三氏が就任する人事が発表された。
- バーゼル銀行監督委員会事務局長、金融安定理事会(FSB)の常設委員会議長などを務めた人物。
- リブラに対しては「規制当局や中央銀行を目覚めさせる」と発言している。
仮想通貨に寛容的?氷見野氏が金融庁長官に就任
金融庁は20日、氷見野良三氏を同庁長官とする人事を正式に発表した。
(中略)
同氏は15年から3年間バーゼル銀行監督委員会事務局長や、日本人初の金融安定理事会(FSB)の常設委員会議長を務めた国際派。氷日本人初の金融安定理事会(FSB)の常設委員会議長を務めた国際派。
氷見野氏は金融の世界で国際的に活躍してきた人物。
その先見性に期待感を示す人も多く、仮想通貨に対しても寛容的な姿勢をとるのではとみられている。
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「目覚まし時計がなった時にどうするか?私はスヌーズボタンを押す。しかし、これは眠れる時間が数分伸びるだけだ。リブラでも同様のことが言えるだろう。リブラの目覚ましは規制当局や中央銀行の目を開かせ、彼らが直面する問題に対峙させようとしている。そして他にも多くの時計が次に鳴るのを待っているかもしれない」
氷見野氏は上記のようにリブラがもたらす金融への衝撃を語っている。彼の意見をもう少しかみくだいて表現すると、「リブラは従来の金融機関の新陳代謝を促す」ということになるだろうか。
そしてそれはもう間近に迫っている。
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既報の通り、日銀は20日にこれまでのデジタル通貨の研究チームを、改組し、決済機構局内にデジタル通貨グループの創設を発表。決済システム全体のデジタル化や中央銀行デジタル通貨(CBDC)の検討を推進することを明らかにしている。
今回の金融庁の人事によって、日本の仮想通貨・ブロックチェーン技術の活用が一気に促進する可能性が出てきた。
各機関・各企業の連携に一層注目が集まるが、そのなかで氷見野氏はどう采配を振るうのだろうか。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/ryozo-himino-officially-appointed-as-fsa-top