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ビットコインの基盤ソフトウェア更新、国家レベルの攻撃「エレバス」に対抗

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. ビットコインの基盤であるノード運用ソフトウェア「ビットコインコア」がアップデート。
  2. ビットコインのネットワークを破壊するような大規模攻撃「エレバス」にも対抗できるようになった。
  3. エレバスの攻撃は国家レベルのもので、5~6週間もの時間をかけて行われるという。

国家レベルの攻撃も防ぐ?ビットコインコアがアップデート

ビットコインの基盤となっているノード運用ソフトウエア「ビットコインコア(Bitcoin Core)」の最新バージョン0.20.0が6月3日にリリースされた。

このアップデートで組み込まれたのは「Asmap」という実験的なソフトウェア。

2019年にシンガポール国立大学の研究者らによって論文も発表された、「エレバス(Erebus)」という大規模な攻撃に対抗するものだ。

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また研究者は、攻撃を成功させるには5~6週間の攻撃期間が必要になると想定している。この規模の攻撃を実行できるのは、国家レベル、もしくは大規模なネットワーク運営者に限られる。

エレバスは致命的なダメージを受けるまで検知しづらい攻撃であり、現在1万ノードがその攻撃の影響を受けやすい状況にあるという。ある研究者によればビットコインの到達可能なノードは1万1000で、非到達もしくは非公開のノードは最大10万あるそうだ。

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悪意のある攻撃者が独占的にコントロールできるノードが多ければ多いほど、ネットワークに与えるダメージは大きくなる。実際、ビットコインネットワークの多くの部分をコントロールすることで、ビットコインを事実上停止させることができると、シンガポール国立大学の研究者は述べた。

担当者によれば今回のアップデートだけで対応できる問題ではなく、あくまでも”根本的”な問題だという。

ビットコインに限らずほぼすべての仮想通貨が同じような脅威にさらされており、ビットコインのほかにも、ダッシュ、ライトコイン、ジーキャッシュなどが該当するとのこと。

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ソース元https://www.coindeskjapan.com/65759/