- ビットフライヤー・ブロックチェーンの加納氏が、コロナウイルスをきっかけに話題となっている「脱ハンコ」について語った。
- 加納氏はハンコを言った言わないの問題を防ぐためとした上で、ブロックチェーンがその代わりになるとみている。
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ビットフライヤー加納氏、「ハンコの代わりにブロックチェーン」
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けてテレワークが進む中で、障害となっている「ハンコ文化」。他人との対面を防がなければいけない状況でハンコを押すためだけに出勤せざるを得ない人が続出している。
以前より日本のハンコ文化は一部の人の間で「本当に必要なのか?」、「不便で仕方がない」といった意見が出ていたが、今回のコロナウイルスの影響拡大に伴い、その議論が再び激化している。
果たしてハンコは本当に必要なのだろうか?
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ビットフライヤー・ブロックチェーン 加納裕三氏
「基本的になぜハンコがいるのかというと、本当は合意したはずなのに、合意後に言った、言わないと意見が異なることが起きるからだ」
加納氏はこう前置きした上で、『多くが慣習の問題であって、実際には署名で済むはずの内容もある銀行でさえハンコではなく署名で大丈夫なケースも実は多い』と、不必要な場面でハンコに頼りすぎていると説明。
そこでそのハンコに代わる存在となるのがブロックチェーンであるとした。
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「民・民の契約では法律で定められたフォーマットがあるわけではない。とにかく合意ができればOKだ。その時に有効となるのがブロックチェーン技術。なぜなら改ざん耐性があるし、ログで記録を追うことができるからだ」
ハンコは場合によっては本人が押していなくても、「ここにハンコがある」と迫られれば負けてしまうと加納氏は語る。しかし、ブロックチェーンであれば改ざんができないばかりか、ログをたどって誰が合意したのか確認がとれるのだ。
また、加納氏はビットフライヤー・ブロックチェーンで「bPassport」という、マイナンバーに紐付けられたサービスの準備も進めているとし、本人確認の強化・円滑化を試みるようだ。
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ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/bitflyers-kanos-idea-of-using-blockchain-to-prove-correctness