この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 2019年1月10日、EUが第5次マネーロンダリング司令(5AMLD)を発効。
- 仮想通貨取引所カイバースワップは司令の影響を受け、1月24日に英領ヴァージン諸島に拠点を移転。
- これまでにはビットコイン決済企業であるボトルペイ、仮想通貨ゲームのプラットフォームであるチョップコインが事業を停止している。
EUで仮想通貨企業が移転・停止、新規制でコスト増か
仮想通貨取引所カイバースワップは、マルタから英領ヴァージン諸島に拠点を移す。仮想通貨メディアのザ・ブロックが17日に報じた。EUでの新たなマネーロンダリング規制による規性上のコストが理由だという。
新規制への対応が難しい仮想通貨関連企業は、どんどんとEUから締め出されているようだ。
今後も移転・停止を決断する企業は増えるかもしれない。
dai06
EUは1月10日に第5次マネーロンダリグ指令(5AMLD)を発効。仮想通貨取引所やウォレット事業者も規制の対象範囲となった。
カイバースワップは、5AMLDの「トレーダーの大部分にとって非常に高い障壁になる」とし、1月24日付で英領ヴァージン諸島に拠点を移すという。
各国の規制当局により、仮想通貨企業は淘汰が続いている。
今回の第5次マネーロンダリグ指令(5AMLD)では、銀行と同程度の規制の適用、企業の実質株主の登録、口座保有者らの情報共有などが盛り込まれるという。
dai06
仮想通貨デリバティブ取引所のデリビットは今月9日、オランダからパナマに拠点を移すことを発表している。
また欧州の仮想通貨企業の中では、事業停止を選ぶ企業も出ている。昨年末にはビットコイン決済企業ボトルペイや、仮想通貨ゲームプラットフォームのチョップコインなどが事業を停止している。
仮想通貨取引所は健全な状態で運営されているに越したことはない。
ただ、こうしたEUの動きを健全な取引所までが敬遠するようなことにならないと良いのだが…。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/crypto-exchange-kyberswap-moved-out-from-eu-becasuse-of-5amld