この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- ロシア最大級のダークウェブ「Hydra(ヒドラ)」が世界進出を目指し、ICOを計画。
- トークンはビットコインで購入可能で、価格は100ドル。「Eternos(エターノス)」と呼ばれるプロジェクトに用いられる。
- 地元メディアは「出口詐欺」との見方も強めている。
世界で最も使われるダークウェブへ、HydraがICOを計画
ヒドラ(Hydra)──ロシアと近隣諸国をターゲットに展開しているダークウェブ──は、世界的な拡大のためにトークンセールスで1億4600万ドル(約160億円)を調達すると主張している。
違法な製品が違法に取引される温床になっているダークウェブ。そのなかでもロシアで最大規模を誇るHydraが、世界進出を目指してICOを計画している。
地元メディアのフォークログは、出口詐欺の可能性があると指摘し、その動向が注目されている。
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ヒドラの資料に記された文言は大胆としか言いようがない。セキュリティとアタック耐性に関する高い能力を豪語するヒドラは、世界中に買い手、売り手、配送者が決して会うことのない「接触フリー」の違法物の取引方法を導入したいと考えている。
Hydraは集めた資金で「Eternos」という、新しいサービスの開発を行うとしている。このEternosには暗号化されたメッセンジャーや仮想通貨取引所や匿名ブラウザーなど複数の機能が搭載され、膨大な量の取引をサポートするのだという。
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ヒドラ自身の発表によると、ユーザーは300万を超え、コロンビアのコカイン、自家栽培の大麻、偽造パスポート、盗まれたデータベース、ビットコイン(BTC)と交換できる現金などの取引が毎日10万件以上行われている。
これらの取引を行う際、Hydraでは取引の当事者たちが顔を合わせることはない。受け取りに関しても秘密の隠し場所に配送業者が配達し、道順を教えてもらった買い手がこっそりと受け取りにいくのだそう。
新サービスが開発されれば、こうした取引は世界規模に拡大する可能性があるが果たして…。
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ソース元https://www.coindeskjapan.com/31291/