この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- カード大手のVISAの研究部門が、新しいブロックチェーン技術の開発に挑戦していることがわかった。
- 開発しているのは、データ・アグリゲーターを仲介せず、顧客データを銀行と金融アプリがスムーズにやり取りするもの。
- VISAはFacebookのリブラ計画の創立メンバーだった。
リブラ離脱のVISA、ブロックチェーン研究進行中
支払いカード大手ビザ(Visa)の研究部門は、複数関係者間で機密データを統合するためのブロックチェーンシステムであるルシディティー(LucidiTEE)の開発を説明する論文を発表した。
Facebookのリブラ計画から離脱したVISA。この手の技術開発には距離を置くのかと思いきや、研究は水面下で進行しているようだ。
dai06
ヨーロッパは顧客データを安全にシェアするための基準を設定するためにEU一般データ保護規則(GDPR)のような法制に依る一方で、アメリカの銀行はデータ・アグリゲーターと合意を重ねなければならなかった。
「lucidity」は”わかりやすさ”のことで、「TEE」は”高信頼実行環境(trusted execution environment)”の頭文字とのこと。
仲介業者が除かれることでスムーズなやり取りは可能になるものの、データ管理の安全性を疑問視する声もある。
dai06
ビザは、リブラ協会(Libra Association)の創立メンバーであったが、正式発足の直前に離脱している。
VISAはVISAのやり方で金融のあり方を変えようとしているようだ。
詳報は控えているようだが、今後研究成果が定まれば新たな事業として立ち上げられる可能性も。
dai06
ソース元https://www.coindeskjapan.com/27962/