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ビットコイン2017年の急騰、影響力持つ”クジラ”原因か

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. テキサス大とオハイオ州立大の研究者は、2017年末のビットコインの急騰は、市場操作が原因と主張していた。
  2. このたび、ビットフィネックスに影響力を持つ”たった一人のクジラ”が関係しているという説を追加。
  3. 2名の研究者はテザーがドルの裏付けを無視して生み出され、それがビットコインの購入に使われたため上昇したとも。

2名の米研究者、テザーとビットフィネックスに疑いの目

両氏は今回、その不正行為の背後にいたのは価格を動かす力を持つ「たった1頭の市場のクジラ」だった可能性が高いという驚くべき説を追加した。

テキサス大学のジョン・グリフィン教授とオハイオ州立大学のアミン・シャムス教授によると、仮想通貨交換所ビットフィネックス上のある参加者は、ビットコインの価格が特定のしきい値を下回るとそれを押し上げる力があるようだ。

この2人は以前から、2017年の急騰は市場操作が影響していると主張していた。

今回の研究結果に対しては「ビットコインの価格を変動させるのは数千人の投資家ではなく、たった1人の強大な投資家であることを示す」とした。

※ここでいう”クジラ”は大きな影響力をもつ投資家のこと

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テザーは論文の内容を否定。法務顧問のスチュアート・ヘーグナー氏は、論文は不十分なデータセットに基づいているため「基本的に欠陥がある」とのコメントを出した。

ビットフィネックスとテザーは同じ幹部が運営・管理しており、これまでにも議論の的になってきた。テザーは1コインに1ドルの裏付けがあるとする主張にも、疑義を呈するトレーダーは多い。

この2人の主張には賛同する者もゼロではなさそうだ。

2人の主張の根幹にも、テザーがドルの裏付けとは無関係に発行され、それがビットコインの購入、そして急騰につながったいう見方がある。

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著者らは17年3月1日から18年3月31日までのテザーとビットコインの取引を調査し、ビットコインの価値が一定幅低下するとビットフィネックスでのビットコインの購入が増えたことを発見した。ビットフィネックス上での取引でビットコインの価格を動かしたと思われる取引主体の名前は示されていない。

研究者らの主張・研究結果が正しいとは断定できないものの、今後の続報次第では大きな騒ぎになることは間違いなさそうだ。ユーザーや他の取引所らも疑心暗鬼にならざるを得ないだろう。

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ソース元https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-11-05/Q0H5AKT1UM0Y01?srnd=cojp-v2