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「Komodo(コモド)」はZcashがハードフォークしたことで誕生した、匿名性の高い仮想通貨です。
受信・送信の秘匿性を高め、より安定したトランザクション速度とセキュリティを実現します。
「Komodo(コモド)」の概要
通貨名/通貨単位 | Komodo/KMD |
公開日 | 2016年8月 |
最大発行数 | 200,000,000 KMD |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | https://komodoplatform.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/komodoplatform |
公式テレグラム | – |
購入可能取引所 | CoinBene,Binance |
「Komodo(コモド)」は匿名性の高いトランザクションを可能にする仮想通貨です。
同じく秘匿性の高い仮想通貨として有名なZcashからハードフォークして誕生した仮想通貨で、その特徴や仕組みもZcashと非常に似ています。
保有者のプライバシーを守る事に重点が置かれ、決済情報に一定の不透明性を加えることで利用者のトランザクション情報を保護します。
また、匿名性の高い仮想通貨には様々な問題点が指摘されていますが、「Komodo」はそんな仮想通貨のソリューションになることを目指しています。
今回はそんな「Komodo」について詳しくご紹介していきたいと思います。
「Komodo(コモド)」の特徴
匿名性が高いことによる問題点
仮想通貨の中でも、トランザクション情報に制限を掛けたり一部不透明にする銘柄がいくつかあります。
一方でこういった匿名性の高い仮想通貨には、様々な問題点が指摘されてきました。
中でも大きな課題は、匿名性の高さを利用したマネーロンダリングの温床になってしまうのではないかということ。
秘匿性の高い仮想通貨を使った犯罪行為は、各国対応が非常に難しいんですね。
そのため日本の仮想通貨取引所では、そもそも匿名性の高い銘柄は取扱いしていない所も多いです。
「Komodo」ソリューション
上記のような問題に対して、「Komodo」は下記のような特徴を用いて解決していこうとしています。
・ゼロ知識証明「zk-SNARKs」
「zk-SNARKs」とは「Zero knowledge-succint non-interactive argument of knowledge」の略称で、匿名性の維持と承認の効率化を図るための仕組みです。
マイニングに必要とされる情報にも省略が適用され、より効率的な処理性能を維持することができます。
・コンセンサスアルゴリズム「dPoW」
「Komodo」が採用しているコンセンサスアルゴリズム「Delayed Proof of Work (ディレイド・プルーフ・オブ・ワークス/dPoW)」は、別のマイニングを行っている間にマイニングを行えると言う特徴があります。
これによりマイニングの利権が資金力のある一部グループに支配される危険性を無くし、より公平なブロックチェーンを維持することができます。
BarterDEX
「Komodo」では分散型アプリケーション(Dapp)の開発プラットフォームBarterDEXの提供も行っています。
分散型アプリケーションとはブロックチェーン技術を使った非中央集権的な運営がされるアプリのことです。
Dappの特徴は、アプリ内のアセット(ゲームアイテムなどのデータ)が利用者に所有権が与えられるということ。
ブロックチェーンとスマートコントラクトによってデータの所在を明らかにし、複製不可能な状態で保有することができます。
これによりゲーム内外問わず自由にトークンとして取引を行う事が出来ます。
「Komodo(コモド)」まとめ
今回はZcashからハードフォークして誕生した仮想通貨「Komodo」について具体的にご紹介させていただきました。
プロジェクトは滞りなく進展しており、現在は新しいロードマップの更新を待っている状況。
気になる方は是非チェックしてみてください。