- ロシアの法律事務所、ジェレズニコフ・パートナーズがマウントゴックス事件について持論を展開。
- 2014年のマウントゴックス事件で流出したBTCのうち、20万BTCを回収できるとした。
- 同事務所は、流出したBTCを受け取ったロシア人も特定できているという。
法執行機関と協力できれば回収可能、マウントゴックス事件に進展か
ロシアの法律事務所ジェレズニコフ・パートナーズ(Zheleznikov Partners、ZP)は、2014年に発生した日本の仮想通貨取引所マウントゴックス(Mt.Gox)から流出したビットコインのうち20万BTCを取り戻すことができると主張している。
マウントゴックス事件で流出した仮想通貨は約85万BTCで、総額は400~480億円とも。
回収できると主張するのは最大20万BTCだが、現在でもかなりの金額になることは間違いなく、残りのBTCの回収についても希望がもてるかもしれない。
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ZPは、マウントゴックス事件で流出したビットコインを受け取ったロシア人を特定したと主張している。ロシアで法的措置を取れば、流出したビットコインを取り戻せる可能性があるとしている。
ZPは「すべての関係者を特定できてはおらず、法執行機関との緊密な協力が必要」と主張している。
しかし、もし本当に一部の関係者を特定できていて、ほかにも複数の関係者がいるとふんでいるのであれば事件の全容解明もあり得るのかもしれない。
なお、関係者とみられるアレクサンダー・ヴィニック被告というロシア人は、すでにギリシャで逮捕されている。
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LPは、回収した金額の最大75%を債権者に請求するとしており、流出したBTCの回収案は安くはない。LPは、回収が成功した場合にのみ料金を請求するとしている。
同事務所の主張は果たして正しいのだろうか。
手数料は安くないが、「事件解決につながるのであれば…」と賛同する被害者もきっといるだろう。
dai06
ソース元https://jp.cointelegraph.com/news/russian-lawyers-claim-200-000-btc-lost-in-mt-gox-can-be-recovered