- 楽天ウォレットが仮想通貨取引所「楽天ウォレット」を開設、19日からサービスを開始した。
- リリースのタイミングで扱えるのはビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアムの3種。
- 仮想通貨はコールドウォレットで管理するほか、リアルタイムでのチャート・レート確認機能などをそなえる。
仮想通貨取引所「楽天ウォレット」、やっとサービス開始
暗号資産(仮想通貨)を取り扱う楽天ウォレット(東京都世田谷区)は8月19日、仮想通貨取引所「楽天ウォレット」を開設し、専用スマートフォンアプリ(Android版)からの現物取引サービスを始めた。
楽天は2018年8月に「みんなのビットコイン」を買収。「楽天ウォレット」として交換業者になるべく登録を申請。しかし、サービス強化に時間がかかり始動が遅れていた。
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取り扱う仮想通貨は、BTC、ETH、BCH。取引時間は午前7時から翌日の午前6時55分まで。スマホアプリ「楽天ウォレット」から、仮想通貨の売買や口座への入金、資産の入出庫が行える。資産やレートの確認など、資産運用の機能も用意した。
大企業が着々と仮想通貨業界に参入していくなか、楽天もやっと参入に成功。ユーザーをサポートする機能をそなえ、利用拡大をねらう。
口座開設や口座管理、仮想通貨の購入・売却・入金は無料で、日本円出金には300円かかるとのこと。仮想通貨の出庫にはビットコインには0.001、ビットコインキャッシュとイーサリアムには0.01かかる。
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ユーザーの資産は全て、オフライン環境下で管理する「コールドウォレット」内に保管し、安全性を確保。仮想通貨のトランザクション(取引)の署名に複数の秘密鍵を使う「マルチシグ」に対応させた。コールドウォレットと秘密鍵はセコムのグループ会社と提携して管理する。
楽天という知名度抜群の企業が手掛ける仮想通貨事業ということで、仮想通貨に疎い新規参入者の増加も期待できる。しかし、そうした層は世間を騒がせる仮想通貨の流出事件には敏感だ。
堅固なセキュリティ管理と充実のユーザーサポートに徹底し、着実に成長してもらいたい。
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ソース元https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1201921.html