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「New Kind of Network(NKN)」は従来のブロックチェーンを発展させたブロックチェーン3.0の開発プロジェクトです。
インターネットのインフラストラクチャを提供することを目的に、2018年4月にICOが始まりました。
「New Kind of Network(NKN)」の概要
通貨名/通貨単位 | NKN/NKN |
公開日 | 2018年1月2018年1月 |
最大発行数 | 1,000,000,000 NKN |
ホワイトペーパー | https://www.nkn.org/#/WpDownload |
公式サイト | https://nkn.org/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/NKN_ORG |
公式テレグラム | https://t.me/nknorg |
購入可能取引所 | BCEX,Bilaxy,Bitrue,Bittrex,Gate.io,IDEX,LATOKEN,Upbit, |
「New Kind of Network(NKN)」は従来のブロックチェーンをさらに発展させたブロックチェーンを搭載したエコシステムを構築するプロジェクトです。
基本的なパブリックチェーンの仕組みに加え、従来のブロックチェーンの弱点を克服する概念ブロックチェーン3.0を目指します。
プロジェクトとしての目的はインターネットを利用するユーザーが安定したネットワーク接続を共有し、現在は使われていないネットワーク帯域幅を効率よく利用できるようするというもので、未使用帯域の利用を動機づける経済的インセンティブを利用者に与えます。
NKNが提供するインフラストラクチャーはアプリケーション開発を行う技術者の分散型ネットワーク構築をサポートし、誰でも安全性・透明性の高い接続を行うことが可能です。
「New Kind of Network(NKN)」の特徴
ブロックチェーン3.0
ブロックチェーンは、その技術発展段階によって1.0、2.0などと称されています。
NKNの提供するブロックチェーン3.0の前に、それ以前のバージョンがどのような特徴を持って区別されているのかを簡単にまとめてみました。
・ブロックチェーン1.0(ビットコインなど)
以前から存在していたPeerTo Peer(P2P)、マーケットツリー、ハッシュ関数、電子署名などの技術と承認アルゴリズムProof Of Work(プルーフオブワーク/PoW)を組み合わせて、非中央集権的な分散型のデジタル通貨を生み出すきっかけになったブロックチェーン。
・ブロックチェーン2.0(イーサリアムなど)
1.0(主にビットコイン)の技術をさらに改良し、契約を自動的に処理するスマートコントラクトや、スマートプロパティなどの技術を使った仮想通貨の基盤となるブロックチェーン。
これらのバージョンはそれぞれ目的があって開発が進められてきました。
例えば最初のブロックチェーンである1.0は管理者のいないデジタル資産を作ること、2.0は1.0の仕組みを維持しつつより安全で効率的な処理を行うことが目的です。
2.0になると、株式やローン、クラウドファンディングやデリバティブなどの金融分野への適用が期待されており、実際に採用した金融商品も多数現れました。
ブロックチェーン3.0は、主に金融分野の外で適用されることで真価を発揮します。
1.0、2.0の弱点を克服し、金融商品ではない様々なビジネスモデルやサービスに対応したブロックチェーンの到達点と称しているサイトもあります。
NKNが提供するブロックチェーン3.0は、主にネットワークリソースの無駄を無くし、ブロックチェーンシステムの技術的・経済的な脆弱性を補うことが目的です。
膨大なノードによる高速トランザクション
NKNのブロックチェーンは拡張機能を持ち、承認されたコンセンサスノードを随時サポートしていきます。
ノ―ドとクライアントは複数の経路からネットワークにアクセスすることができ、ネットワークにノードが追加されるたびに処理能力を拡大し、常に高速度のトランザクションを維持します。
トランザクションは完全なP2Pによって分散化されており、中央管理者がいなくても自律的に稼働します。
これによって無駄なコストの削減、システムの複雑化を解消し、誰でも安全性の高い取引を実行することが出来ます。
利用しやすさと高セキュリティ
NKNアドレスはインターネット上に1億以上も存在し、世界中のどこにいてもサービスを利用することが出来ます。
多くのデータ通信を必要とするオンラインゲームや、常に新しい情報管理が求められるIoT分野での活用も見込めます。
NKNネットーク通信は一部オフチェーンになっており、トランザクションの承認・合意などの影響を受けず、常に安定した速度を保ちます。
「New Kind of Network(NKN)」まとめ
今回はブロックチェーン3.0によって従来の通信環境の課題を解決する「New Kind of Network(NKN)」をご紹介しました。
プロジェクトとしてはまだ始まったばかりなので、今後どのように展開していくのかで大きく評価を変えそうです。
プロジェクト創設者であるWhitfield Diffie氏は、ブロックチェーン技術における公開鍵という仕組みを開発した有名な学者でもあり、そういったバッグボーンも投資家からの期待を集めています。
ツイッターやテレグラムなどSNSでの情報発信も活発なので、気になる方は是非チェックしてみてください。