ニュース概要
Twitterで、仮想通貨を使った新手の詐欺が広まっているようです。
その手口は非常に古典的なもので、有名人のなりすましアカウントを使い、「少額の仮想通貨を指定されたウォレットに送ってくれれば、お返しに数倍の仮想通貨をプレゼントする」というものでした。
最初に仮想通貨を送る理由は「あなたのウォレットIDを知るため」とし、有名人に関連したプロモーションやイベントを装った犯行のようです。
自分の見解
手口は比較的古典的なもの
実はこの手口は、以前から様々な媒体で行われてきた古典的な手口です。
私の記憶で残っているのは、とあるポイントを移動できるサービス。これも同じような手口でポイントを様々な人から集めていました。犯人は当時高校生だったと思います。
他にもオンラインゲーム内で同様の手口が使われるケースが多発しているらしく、仮想通貨に限った詐欺行為ではないと思います。
こういった詐欺は、初期段階は加害者が圧倒的に有利
こういった詐欺の手口は、実は非常に手軽に行うことが出来ます。
加害者はなりすましアカウントを作り、疑われない程度にSNSを更新し、犯行のためのツイートをするだけです。
こういった詐欺の対策としては、まずSNS側がアカウントをブロックするところから始まり、その後刑事事件として処理していきます。
しかし、初期段階ではこれらの対策は利用者を特定する事ができないため、ほとんど意味がありません。
犯人はまた新しく似たアカウントを作ることだけです。
仮想通貨の真価が問われる?
私はこの事件について、実は仮想通貨業界にとってチャンスではないかとも思っています。
仮想通貨は、従来の通貨とは異なり、ブロックチェーン上に取引情報が記録されて、その情報を元に犯人を追跡することができます。
このようなブロックチェーンの仕組みによって、犯人逮捕に至る事ができたならば、従来の通貨よりも仮想通貨が優れている一面を証明できるかもしれないと思っています。
もちろん、詐欺行為がない事が最善ですが、、、