- メタバース(仮想空間)事業に関心を寄せる企業・投資家が増えている。
- Facebook(現メタ)のほか、スポーツ用品大手のアディダスも注目。
- 仮想通貨投資大手のグレイスケールは、市場規模が1兆ドルを超えると試算。
メタバースに新しいチャンス?大使館設立や土地購入も
メタバースの計り知れない可能性に対する期待から、メタバース「ザ・サンドボックス」の暗号資産ザ・サンドボックス(SAND)や「ディセントラランド」の暗号資産ディセントラランド(MANA)など、いわゆる「メタバース・トークン」は11月、暗号資産トレーダーやウォール街からの関心を集め、史上最高値を更新した。
2021年も多数の新テクノロジーが登場したが、そのなかでもNFTやメタバースといった、現実世界に存在しないものに対しての価値観が大きくアップデートされることとなった。
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上昇はフェイスブックが10月、メタ(Meta)に社名変更し、メタバースに注力すると発表したことがきっかけとなった。発表はさまざまな企業、不動産投資家、VC、さらには国家の関心を呼び起こし、メタバースへの参入が相次いでいる。
ザ・サンドボックス内に「adiVerse」を構築すると発表したアディダス、バーチャル大使館を開設すると発表した東カリブ海の島国バルバドスなどの参入は大きな話題を呼んでいる。
彼ら大企業や国家機関の参入は、別の企業らのさらなる新規参入を促すかもしれない。
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暗号資産投資大手のグレイスケール(Grayscale)は、メタバースは年間収益が1兆ドル(約115兆円)を超える市場規模になる可能性があるとしている。
またバンク・オブ・アメリカがブルームバーグ・インテリジェンス(Bloomberg Intelligence)を引用して発表したレポートによると、メタバースは2024年までに8000億ドルの市場規模となる可能性があるという。
すでにメタバースは次代のテクノロジー、あるいは多くの人が楽しめるコンテンツとしてかなり期待感されている。
Tokens.comの子会社であるMetaverse Groupという不動産投資会社は、すでにメタバースにおける不動産投資信託を運用。ディセントラランドにて、約320万ドルに相当するメタバースの土地を取得している。
いずれ私たちは現実世界のメタバースの両方に土地を持ち、それぞれで生活を送る未来がやってくるのかもしれない。
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<参考元>coindeskJAPAN