- 中国はデジタル人民元のために、その他の仮想通貨を全面禁止した。
- SNS大手「ウィーチャット(微信)」では、仮想通貨コミュニティ閉鎖が相次ぐ。
- コミュニティの管理者は、テレグラムやディスコードへの移行をよびかけている。
最新のニュースや活動はテレグラムで、中国仮想通貨コミュニティ閉鎖相次ぐ
暗号資産(仮想通貨)の全面禁止を受けて、中国の人気SNS「微信(ウィーチャット)」では、さまざまな暗号資産コミュニティが閉鎖されている。CoinDeskがスクリーンショットを入手、確認した。
中国は国内での仮想通貨取引などを全面的に禁止。これは自国のデジタル人民元の力を強化するためと思われ、実際に仮想通貨関連企業の多くが撤退を余儀なくされている。
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例えば、最近まで香港に本社を置いていた暗号資産デリバティブ取引所のFTX、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンのテゾス(Texos)、DeFi(分散型金融)プロジェクトのSynthetixなどのコミュニティが閉鎖された。
コミュニティの管理者はメンバーにテレグラム(Telegram)グループへの参加を呼びかけているほか、一部のメンバーはディスコード(Discord)にコミュニティのための新しいチャンネルを作っている。
この中国の規制をかわすべく、コミュニティはほかのSNSへの移行を開始。これまで行っていたニュースのシェアやコミュニティ活動を、そこで継続すると表明するグループも。
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微信(ウィーチャット)は中国で人気の高いSNSであり、暗号資産プロジェクトにとっては、コミュニティ構築に欠かせないものだった。微信は1グループに最大500人しか参加できないため、プロジェクトは多くの場合、複数のグループを開設。メンバーはグループを通じて、エアドロップ(トークンの無料配布)、価格ニュース、アップデートなどのニュースを受け取っていた。
早くも締め出しに成功する中国の仮想通貨政策。
2022年の実用化が噂されるデジタル人民元に、どのような影響を与えることになるだろうか。
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ソース元https://www.coindeskjapan.com/124161/