この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- 中国はデジタル人民元の発行の準備を加速。
- 銀行や通信キャリア企業ら20社とテストを進めている。
- 中国のデジタル人民元は、アメリカドルの地位を脅かす存在とみる声も。
発行まで秒読み?中国デジタル人民元が企業らとテスト
中国人民銀行が主要国の中央銀行としては世界で初めて「デジタル通貨」を発行する。アリペイのようなモバイル決済が日常生活で普遍化したことに押され、国が保証する「デジタル人民元」を発行するものだ。
世界でもさまざまな国が計画を進めているとされるデジタル通貨。
なかでも中国のデジタル人民元はその最たる例として、いち早く発行に迫ってきている。
dai06
中国メディアFX168などは最近「人民銀行がデジタル人民元発行を加速化するため20社以上の企業とともにテスト作業を進めている」と報道した。協力企業には工商銀行、建設銀行、農業銀行、中国銀行の国有企業4社ととともに、チャイナテレコム、チャイナモバイル、チャイナユニコムの3大通信キャリアにファーウェイが含まれている。
複数の企業らとのテストを進めることで、発行と普及を円滑なものにしようとしている中国。
すでに民間でも電子決済が広まる中国では、デジタル人民元導入の土壌も整っているといえるのかもしれない。
dai06
独自にデジタル通貨「リブラ」の発行を推進している米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は昨年10月に米国議会聴聞会で「われわれが論争ばかりしている間に中国は数カ月以内に動くだろう。米国が革新しなければわれわれの金融リーダーシップは保障されないだろう」と警告した。
急速に発行に近づくデジタル人民元に対して、アメリカのデジタルドルの議論はいまひとつ進んでいない。
アメリカは世界経済をリードしたいはずだが果たして…。
dai06
ソース元https://japanese.joins.com/JArticle/268733?sectcode=A00&servcode=A00