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ADAコイン 2017年動向をまとめてみた。

この記事は、じんぺいからの投稿です。

AIDAコインとは?

カジノコインとして開発され、ブロックチェーンがギリシャ国立大学の学位証明にも使われたカルダノエイダコイン。
新しい通貨として注目が集まる仮想通貨の中でも、独特の開発経緯や予想外のニュースが重なり、特に異彩を放っています。そこで今回は、そんなカルダノコインに焦点を当てて2017年の動向を振り返っていきたいと思います。

ADAコインの2017年を振り返る。

2017年 3月

1日、ウォレットシステムが正常に動作するかどうかを確認する「Daedalus TESTNET0.3」が稼働開始しました。

2017年 4月

18日、動画共有サイト「YouTube」に「Daedalus TESTNET 0.3」のチュートリアル動画が公開されました。

2017年 7月

7日、「TESTNET0.5」が稼働開始しました。

2017年 9月

29日、ADA初の決済レイヤー「Byron(バイロン)」がリリースされます。これによりメインネットの活動が本格的に開始されました。

2017年 10月

2日、カルダノエイダコインがアメリカの仮想通貨取引所「Bittrex」に上場しました。これによりカルダノエイダコインの仮想通貨取引が本格化することになりました。

14日、東京で「Byron」リリース記念イベント「CARDANO LAUNCH Event」が開催されました。
これはカルダノの公式発表イベントでもあり、ソーシャルメディア内の抽選によって選ばれた関係者約500人が参加しました。仮想通貨に関することはもちろん、カルダノ財団の歴史なども紹介されました。

2017年 11月

1日、カルダノの進行計画案「カルダノロードマップ」が公開されました。

7日、バルセロナのホテル「Hotel Ginebra Barcelona(ホテルギネブラ・バルセロナ)」が、カルダノエイダによる決済を導入することを発表しました。
これは世界初のカルダノエイダによる決済事例となり、「Bittrex」の市場価格も上昇しました。

20日、韓国の大手仮想通貨取引所「UPbit(アップビット)」で韓国ウォンによるカルダノエイダ取引が開始されました。
これはカルダノエイダ初のフィアットマーケットになりました。

2017年 12月

1日、「カルダノロードマップ」の第2弾が公開されました。

20日、ギリシャ国立研究ネットワーク「GRNET(ガーネット)」が、カルダノエイダのブロックチェーン「Cardano Enterprise」を大学の学位証明に採用することを発表しました。国立大学がブロックチェーンの技術を使って学位証明を行うケースは非常に珍しく、カルダノとしても「Cardano Enterprise」が実用化された初めてのユースケースとなりました。

23日、大阪の料理店「ふくろうのすばこ」でカルダノエイダコインの決済が行われました。
カルダノ財団が直接立会い、その様子はSNS「Facebook」内で動画配信されました。

2018年の動向は?

大学の学位証明にブロックチェーンが採用されるなど、他の仮想通貨では見られないポジティブなニュースが続いたカルダノエイダコイン。
2018年には第2弾のメジャーリリース「Shelly(シェリー)」が控えており、さらに盛り上がりが過熱しそうです。

懸念されるのは、カルダノエイダコインがカジノコインとして生まれた経緯があるため他の仮想通貨に比べまだまだ信頼度が低いという部分でしょうか。
しかし二度にわたる丁寧なテストネットの公開などを見る限り、完全とは言えないもののシステムとしては十分信頼に足る仮想通貨だと思います。

ギャンブルのために開発されたという点で似た境遇を持つ「Augar(オーガ)」も同じような状況にたたされているのを見ると、今後の仮想通貨一般化の流れに乗ってどれだけ信頼が得られるかが今後の課題となるでしょう。