「Fetch.AI(フェッチエーアイ)」は経済活動をより便利に行える分散型デジタルワールドの構築を目指すパブリックプロジェクトです。
発行する独自通貨「Fetch.AI(フェッチエーアイ)」はイーサリアムベースのERC20トークンとして機能します。
「Fetch.AI(フェッチエーアイ)」の概要
通貨名/通貨単位 | Fetch /FET |
公開日 | 2017年9月 |
最大発行数 | 1,152,997,575 FET |
ホワイトペーパー | – |
公式サイト | https://fetch.ai/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/fetch_ai?lang=en |
公式テレグラム | https://t.me/fetch_ai |
購入可能取引所 | Binance,MXC |
「Fetch.AI(フェッチエーアイ)」は様々な経済活動をサポートする分散型デジタルワールドの構築を目指すプロジェクトです。
人工知能(AI)とブロックチェーン技術を利用してネットワーク上に散らばる様々な情報を自律的に管理する環境を整えています。
本、ゲーム、画像、動画などのデータコンテンツに始まり、掲示板の書き込みやアンケート、病院のカルテや決済データなど、ネットワーク上には将来的なビジネスにも利用できる膨大な数のデータが埋まっています。
本来であればそのまま新しい情報よってネットワークの奥へ追いやられてしまうデータ群を人工知能によって解析収集し、ブロックチェーンによって暗号化、分散化して保管します。
「Fetch.AI」の利用者はそれらの情報を必要な時に必要なだけ利用することができるようになり、今までは眠ったままになっている情報を有益に使うことができます。
今回はそんな「Fetch.AI」について具体的にご紹介していこうと思います。
「Fetch.AI(フェッチエーアイ)」の特徴
人工知能による自律的な情報収集
「Fetch.AI」は独自のアルゴリズムを持つ人工知能を用いて、ネットワーク上に散らばる様々な情報を収集することができます。
それらの情報は誰かが指示を与えるわけではなく、人工知能が機械学習を用いて自律的に収集します。
収集されたデータはプラットフォームを利用するノードによって様々な要素と組み合わされ、事業などに発展していきます。
例えば収集されたデータをもとに今後起こりうる事象の予測や考察などが、利用者間で共有することができます。
すると事業のスタートアップに役立ったり、何か問題が発生したときの解決策を見つける知識として運用することができます。
これはほぼ全ての分野の情報が「Fetch.AI」プロジェクトの対象であると同義で、そのユースケースもまた膨大です。
スマートレジャーテクノロジー
「Fetch.AI」では人工知能によって収集されたデータを、そのデータが必要な人とマッチングするための機能が備わっています。
それが基盤となるのはスマートレジャーと言われる、利用された回数などに応じて情報の価値を高めていく技術です。
人工知能によって収集されたデータはそれがどのような利用用途があるのか、最初のうちは判断することができません。
しかしスマートレジャーによって情報が利用される毎にその価値が最適化されていき、誰にどのような方法で利用されているのかが明確になってきます。
これによって似たような情報を利用しているユーザーに対して、適切にその分配を行うことができます。
それらの分配情報も人工知能によって学習されており、利用されれば利用されるほど正確になっていきます。
その他のメリット
これまでに紹介した内容以外にも、「Fetch.AI」には利用者にとって様々なメリットがあります。
まずは自律的に稼働することに由来する様々なコストの削減です。
「Fetch.AI」では人工知能と自律的に行動するプラットフォームを用いて、自動的にデータ収集を行っています。
本来であれば人がデータ入力等と形で作業で行っていた膨大な仕事を、人工知能がすべて行ってくれるようになり人件費等がかかりません。
当然、運営するための費用が安くなればサービスの低コスト化にもつながり、利用者側にも恩恵があります。
もう一つは、トラブルが発生したときの対応がスムーズという点です。
従来の分散型プラットフォームでは中央集権型のプラットフォームよりも不具合発生したときの対応が遅れると言われていました。
しかし「Fetch.AI」では人工知能とスマートレジャーによって、常にシステムにトラブルがないかどうかをチェックすることができます。
二重支払いなど、人間のミスによって起こされたトラブルなどにも即座に対応でき、返金処理や詐欺行為の防止にも繋がります。
「Fetch.AI(フェッチエーアイ)」まとめ
今回は人工知能を用いてより経済活動を便利にする)」をご紹介してきました。
人工知能やブロックチェーン技術の発達によって、私たちの生活はより豊かになりそうです。
ロードマップも滞りなく進んでおり、今後に期待されます。