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「Humanscape(ヒューマンスケープ)」は医療分野で利用されるブロックチェーンプロジェクトです。
多くの患者によって体系的に組織化された膨大なデータを用いて、治療などに役立てるプラットフォームを提供します。
「Humanscape(ヒューマンスケープ)」の概要
通貨名/通貨単位 | Humanscape/HUM |
公開日 | 2018年6月22日 |
最大発行数 | 108,473,427,338 HUM |
ホワイトペーパー | https://humanscape.io/whitepaper/Humanscape_Whitepaper_EN.pdf |
公式サイト | https://humanscape.io/en/index.html |
公式ツイッター | https://twitter.com/Humanscape_ICO |
公式テレグラム | https://t.me/Humanscape |
購入可能取引所 | CPDAX,Bilaxy,DigiFinex |
「Humanscape(ヒューマンスケープ)」は医療分野での活躍が期待されている仮想通貨プロジェクトです。
多くの患者から集めたメディカルデータを、誰でもトランザクションを閲覧することができるブロックチェーンを用いて保管しています。
医療分野の分散型データベースプロジェクトは、ブロックチェーン技術の普及に伴い非常に数を増やしてきました。
そこで今回は「Humanscape」は一体どんなプロジェクトなのかということを改めてご紹介していきたいと思います。
「Humanscape(ヒューマンスケープ)」の特徴
治療法が見つかっていない難病のための医療プラットフォーム
「Humanscape」は数ある医療系ブロックチェーンプロジェクトの中でも、治療法の見つかっていない難病医療に特化したプロジェクトと言えます。
現在、症状が確認されておりなおかつ治療法がない難病は7,000種、それらの難病に苦しんでいる患者は世界中に350,000,000人もいます。
慢性疾患による死亡は七割を超え、難病によって有能な人材を失ったことで約40億ドルとも言われる経済的損失が発生しています。
「Humanscape」はこう言った難病の治療法を、世界中の患者から収集したデータを元に発見し、難病に苦しむ患者を抱える医療機関へフィードバックすることが目的のプロジェクトです。
患者生成健康データ(PGHD)
「Humanscape」は膨大な数の患者データを収集し、難病医療に役立てようとしています。
患者生成健康データ(PGHD)は全体の健康データの約60%ほどにもなると言われていますが、これを適切な形で管理できるプラットフォームはこれまでありませんでした。
「Humanscape」はこれらのPGHDを統合し、誰でもトランザクションデータを閲覧できるブロックチェーンによって管理することで、世界中のどこにいても閲覧できるデータベース作りを行っています。
このデータベースは患者、医療専門家、研究者の全てに恩恵があり、また誰でも参加することが出来るオープンソースなプラットフォームです。
応用法にも期待されている
公式サイトによると、「Humanscape」によって構築された医療データベースには下記のような応用も期待されています。
・個人の健康状態をプロフィール化
・特定の疾患を持つ患者同士のコミュニティ形成
・研究用データハブ
個人の健康状態をプロフィール化することで、何処にいても正確に自分の健康状態を現地の医師に伝えることが可能になります。
これは仮に特定の疾患をもった患者が何らかの理由で医師を変えなければならない場合、患者の意思で新しい医師に自分の医療データを受け渡すことが可能になります。
「Humanscape(ヒューマンスケープ)」まとめ
今回は医療分野での活用が見込まれる「Humanscape」についてご紹介してきました。
ブロックチェーンによる安全性の高い情報管理は、医療分野と非常に相性が良いと思います。
これほどのサービスを利用する場合でも人件費に関するコストはほぼ掛からず、医療が発展していない地域・国での活用も見込めますよね。
常に需要が高い分野ですし、今後の進展に注目したいプロジェクトの一つです。