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「Own(オウン)」は分散型の株主名簿を作り、株式市場に新たなソリューションを生み出すためのプロジェクトです。
ブロックチェーン技術を用いて、株式名簿を案z戦に管理し、現状の株式市場の問題を解決する試みを行っています。
「Own(オウン)」の概要
通貨名/通貨単位 | Own/CHX |
公開日 | 2017年10月 |
発行数 | 168,956,522 CHX |
ホワイトペーパー | - |
公式サイト | https://weown.com/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/OwnMarket |
購入可能取引所 | Bancor Network,HitBTC,Hotbit,IDEX |
「Own(オウン)」は分散型シェアレジスター(株主名簿)を構築し、現状の株式市場の健全化を図るためのプロジェクトです。
イーサリアムベースのプラットフォームを構築し、株式市場へアクセスするためのサービスをより手軽に利用することができます。
現在、株式市場は大きな企業でしかアクセスできない不公平さが問題視されています。
「Own」では、未公開株式の公募策定やプロモーション、株主総会、配当金の決議などの機能を全てプラットフォーム上で行えるようにすることで、一部の株主に優位性が偏るのを防止し、市場全体の健全化を図ろうとしています。
「Own(オウン)」の特徴
分散型シェアレジスター(株式名簿)
「Own(オウン)」はプラットフォーム上に分散型の株式名簿「Own’s Decentralized Share Register(DSR)」を構築しています。
これを使用すると株式の名簿から適切なデータをより簡単に確認することができ、収益機会を増やすことが出来ます。
株式名簿はDSRブロックチェーン上に分散化して保管されているため、改ざんやハッキングなどがほぼ不可能です。
DSRに書き込まれるデータは半自動的に同期され、その内容が間違っていないか、また新しい情報が更新されていないかどうかを確認し、リアルタイムで編集されます。
この編集権限を持つのは利用者ですが、個人で行うことはできず、常に互いに監視された状態でのみ編集が可能になっています。
また新しいバージョンが公開されるたびに自動的に取引履歴を表示し、全ての利用者が間違いがないかどうかを確認することが出来ます。
顧客リストとして見ても非常に強固なセキュリティで保護されたものであり、株主、市場どちらにもメリットをもたらす技術です。
金融資産をセキュリティトークン化する「FAST」
「Own」では、金融資産を簡単にセキュリティトークン化することが出来るプラットフォームの仕組み「Financial Asset Security Tokenization(FAST)」を提供しています。
これは金融資産をセキュリティトークン化し、投資家へ証券として売却することが出来る仕組みです。
公式サイトによると、このFASTには下記のような特徴があります。
・インフラとデータストレージの安全性を保証
・即時ローンチ
・既存システムとの互換性
・専門的な知識を必要とせず利用可能。
証券や金融取引に関する法律や規制は国によって異なりますが、FASTを利用することでそれらの情報を簡単に取得することが出来ます。
一部料金がかかるサービスがあるものの、基本的な仕組みは全て無料で使うことができ、誰でもセキュリティトークンを使ったSTO(証券トークンオファーリング)が可能となります。
投資家向けアプリ「My Own -Investor App-」
「Own」は投資家向けのスマホアプリ「My Own」を提供しています。
これは市場情報をシンプルなデータにまとめた情報アプリとして機能し、比較・検証などを簡単に行えるアプリです。
また「My Own」を利用すれば有価証券を発行している企業の、財務上の意思決定を行う「コーポレートアクション」に参加することが可能です。
資先の会社が何らかの決議を行う際の投票権を得ることができ、その結果はブロックチェーンによって暗号化され、改ざん不可能ということが保証されます。
「Own(オウン)」まとめ
今回は分散型株式名簿を構築するプロジェクト「Own」をご紹介してきました。
有価証券を使ったトークンオファリングという仕組みは、今後もっと需要が高まってくると思っています。
今後どのように発展していくのか、プロジェクトの進展が非常に楽しみですね。