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P2Pネットワーク活用の犯人追跡!Zaif不正出金事件の証拠掴む

この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
  1. Japan Digital Design(JDD)とエルプラス、TokyoWesternsの合同プロジェクトにより、2018年9月に発生した仮想通貨取引所Zaifの不正出金事件に新展開。
  2. P2Pネットワークの活用で、流出したMonacoinの送金指示元IPアドレスの特定に成功した。
  3. トランザクションデータは警察庁と大阪府警に10月25日に提出済み。

Zaifの不正出金事件に新展開!罠ノードが特定のカギ

“罠”となる多数のノードを世界中に分散配置しておけば、犯人が仮想通貨アドレス(盗み出したMonacoinのある口座)を使ってMonacoinを別口座に動かそうとしたタイミングで、罠ノードがそのトランザクションをキャッチできる可能性が生まれる。

この罠ノードの仕掛けづくりは9月23日と24日に本プロジェクトを進めたTokyoWesternsチームの徳重佑樹氏、薮雅文氏、市川遼氏ら6名で行われた。

そこから約1カ月後の10月20日と22日に、犯人の仮想通貨アドレスから別口座への送金が行われたという。

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通常ノードの100倍の接続能力を持たせ、犯人の使うノードと2ホップ以内で接続される可能性を高めている。これを、地理的分散も加味しながらMonacoinのP2Pネットワークに一気に追加した。ノードの急増で犯人に気付かれる可能性もあったが「犯人がノードの増減をウォッチしていない可能性にかけた」(杉浦氏)という。

ある種の賭けだったようだが、それは見事功を奏した…!

P2Pネットワークに着目した調査方法が用いられるのは国内初だという。

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仮想通貨プラットフォームのP2Pネットワークに着目した調査方法を採用し、不正出金されたMonacoinに対して10月20日、22日に別口座への送金指示を行ったフランス、およびドイツのIPアドレスを割り出した。

事件は解決へ向けて大きな一歩を踏み出した!水面下で動いていた本プロジェクトのさらなる成果にも期待したいところだ。

犯人の確保、そして行方の知れない仮想通貨の帰還は果たされるのだろうか…。

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ソース元http://ascii.jp/elem/000/001/767/1767194/?topnew=6