目次
「PIVX(ピヴクス)」は2016年2月に公開された匿名性に優れた仮想通貨です。
名称は「Private Instant Verified Transaction」の略であり、2017年以降はPoS 3.0プロコトルのコードに基づいて動いています。
「PIVX(ピヴクス)」の概要
通貨名/通貨単位 | PIVX/PIVX |
公開日 | 2016年2月1日 |
発行数 | 4,316,650 PIVX |
ホワイトペーパー | https://pivx.org/wp-content/uploads/2017/03/PIVX-purple-paper-Technincal-Notes.pdf |
公式サイト | https://pivx.org/ja/home_ja/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/_pivx |
購入可能取引所 | Binance,Upbit,Bittrex,Upbit,Trade By Trade,Crex24, Cryptopia,Coinroom,Livecoin,YoBit,CryptoBridge, CoinExchange,Bisq,Coinbe,BiteBTC,Graviex |
「PIVX(ピヴクス)」は高い機密性と素早い送金を可能にするためのプラットフォームであり、専用ウォレットソフトウェアの名称でもあります。
「ユーザー自身が自分で管理する銀行」をキャッチフレーズに、専用のウォレットをインストールするだけで簡単に自分の資産を管理できる環境を作ることを目的に運営されています。
透明性の高い取引と、完全にプライベートな取引の両方を可能にし、そのためのソフトウェアサポートも充実させています。
「Zero coin protocol(ゼロコインプロコトル)」と言う独自プロコトルを実装しており、PIVXウォレットを利用するだけで完全な匿名取引が可能になります。
「PIVX」で匿名性の高い取引を
「PIVX」が公開しているウォレットサービスの大きな目的は、高い匿名性を維持したまま迅速な送金を行うことです。
「Zero coin protocol」と「Coin join(コインジョイン)」という技術を使ってその匿名性は保たれており、ユーザーはウォレットを利用する事で難しい処理は行う必要はありません。
「Coin join(コインジョイン)」
「Coin join」は複数の送信情報を一か所に集めて一度切断し、それを複雑に混ぜ合わせた状態で受信者に分配送信する技術です。
これにより受信者と送信者を特定することが非常に難しくなり、その情報が誰から誰に渡ったのかをわからなくします。
「Zero coin protocol(ゼロコインプロコトル)」
「Zero coin protocol」は日本語でいえば「ゼロ通貨知識認証」や「ゼロ知識認証」と訳される独自プロコトルです。
これは2017年10月7日のウォレットアップデートから実装された機能であり、送金内容により秘匿性を持たせることが可能になっています。
本来オープンソースであるはずのブロックチェーンの一部を隠すことで、「送信した」という情報以外全てが送信者・受信者以外にはわからなくなります。
「PIVX(ピヴクス)」の特徴
送信速度が速いウォレットソフト
「PIVX」は高い秘匿性と同様に、迅速な送金速度も重要視したウォレットソフトウェアです。
他の仮想通貨で使われているものと違い、マスターノードネットワークと呼ばれるマスターノード間の伝達速度を高める技術が導入されています。
マスターノードごとにトランザクション内容のブロックを形成し、ビットコインなどで問題視されたブロックチェーンが分裂してしまう「フォーク」を発生しづらくしています。
そのため取引処理がキャンセルされ再度承認する必要がなくなり、瞬間的な決済が可能になっています。
様々な環境に応じた仮想通貨ウォレット
「PIVX」ウォレットはすでにたくさんの形式で公開されており、どんな環境の方にも可能な限りサポートを行っています。
スマホ媒体はAndroidだけサポートしており、時期を判断してiOS版を公開すると発言しています。
今後はパソコンや専用デバイスを持っていない人も使えるようになるそうです。
ー「PIVX」ウォレットー
・Windows 64bit版ウォレット
・Windows 32bit版ウォレット
・Mac .dmg版ウォレット
・Mac .tgz版ウォレット
・LINUX tgz版ウォレット(32or64bitで選択)
・LINUX arm版ウォレット(32or64bitで選択)
・モバイル用ウォレット(Android)
また仮想通貨取引所GITHUBで使うことができる「PIVX」ウォレットも公開しており、GITHUBへの資産移動が手数料なしで可能になっています。
「PIVX(ピヴクス)」まとめ
今回はウォレットソフトウェア「PIVX」をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
ウォレットアプリは数もでてきましたし、今後どのように独自性を持たせていくかが重要になりそうです。