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「ReddCoin(レッドコイン)」SNSの投稿に報酬を支払うための仮想通貨!

この記事は、湯本からの投稿です。

「ReddCoin(レッドコイン)」は2014年に公開された、SNSの投稿に価値を付与するための仮想通貨です。
SNSはLitecoin(ライトコイン)ベースで作られたものに限られますが、比較的早い段階からその可能性に着目していた珍しい仮想通貨です。

「ReddCoin(レッドコイン)」の概要

通貨名/通貨単位ReddCoin/RDD
公開日2014年1月26日
発行数設定なし(毎年5%ほど増加)
ホワイトペーパーhttps://www.reddcoin.com/papers/PoSV.pdf
公式サイトhttps://reddcoin.com/
公式ツイッターhttps://twitter.com/reddcoin
購入可能取引所Bittrex,Cryptopia,YoBit

「ReddCoin(レッドコイン)」はLitecoin(ライトコイン)ベースのSNS上で投稿されたコンテンツに価値を付与して、実際に仮想通貨で報酬を支払います。

これによりユーザーはより積極的に投稿をする意欲がまし、SNS全体の活性化につながると言う仕組みです。

現状ではSNS上のチップとして使われるコインですが、将来的には様々なSNSで幅広い利用が見込まれています。

YouTubeをはじめとするデータコンテンツへの報酬という仕組みは、今までアドセンスや広告収入が主な収入源でした。

こう言った新しい仕組みの場合、報酬の支払いに仮想通貨を使用する事は非常に効率的です。

「ReddCoin(レッドコイン)」の特徴

・Redd-ID

多くの仮想通貨ではセキュリティ向上のためにアドレスの複雑化・長文化が問題になっていました。

仮想通貨を支払い方法として普及させていくためには、より使いやすくする必要性があるからです。

「ReddCoin」はこの問題に対し、SNSのIDと連動する事で解決しようという試みを行っています。

この試みはRedd-IDとよばれ、送信ミスや送金の複雑化を解消し、ブロックチェーン上でシステムを稼働する事でセキュリティ性能を低下させずにすべて行うことが可能です。

Proof of Stake Velocity(プルーフオブステークヴェロシティ/PoSV)

「ReddCoin」はコンセンサスアルゴリズムとして「Proof of Stake Velocity(PoSV)」を採用しています。

PoSVはPoSの仕組みにユーザーの経済評価を加えたもので、PoSVを採用することで、下記のような優位性を獲得できます。

①利用者の経済活動を評価

PoSは利用者のコイン保有数を基準としていますが、PoSVは保有者の経済活動性を評価することができます。

これにより経済活動の貢献度によって報酬を分配することが可能になっています。

②無駄な電力消費を軽減

ビットコインなどで採用されているPoWは、マイニングをする際の電力コストが非常に高くなります。

現在はPoSとPoWの二つを同時に採用するハイブリッド仮想通貨も登場しましたが、PoSVは一つのコンセンサスアルゴリズムでこれらの対策をすることが可能です。

PoSVはコインを多く保有しているユーザーのみがマイニングで利益を得ることが可能なため、マイナーの数を増やさずに済み「51%攻撃リスク」対策としても効果的です。

新規ユーザー獲得のための仕組み

「ReddCoin」は利用者を獲得し、その活動を宣伝するために二つの仕組みを持っています。

①ReddCoin Electrum(レッドコインエレクトラム)

ReddCoin Electrum(レッドコインエレクトラム)は「ReddCoin」のウォレットにブロックチェーン上のトランザクションを記録して自動で同期する仕組みです。

これにより取引をよりスムーズにすることが可能で、「ReddCoin」の管理を簡略化し、後述するReddCoin Bloadcast(レッドコインブロードキャスト)を利用する事で新規ユーザーの獲得に有利と言われています。

②ReddCoin Bloadcast(レッドコインブロードキャスト)

ReddCoin Bloadcast(レッドコインブロードキャスト)は利用者がSNSで拡散した情報をアプリ上でも同じように拡散するためのシステムです。

より多くのユーザーへ見る機会を増やすことで、広告活動の促進を行います。

「ReddCoin(レッドコイン)」まとめ

今回はSNS上のチップ的な役割を持つ仮想通貨「ReddCoin」を御紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

現在は徐々に同じサービスも増えてきましたが、2014年からすでにこういったサービスを提供していたと言うのは驚きです。

ただやはり後発組の方がやや性能が優れている部分はあり、今後サービスとして張り合っていくにはシステムの見直しは必要な気はしています。

例えば利用できるSNSを増やしたり、コンセンサスアルゴリズムをハイブリット化するなど、できそうなことはたくさんあります。

投資対象としては徐々に値を下げてはいるものの、今後の進展で大きく評価が変わりそうな仮想通貨だと感じました。