この記事は、NFT仮想通貨Leader編集部からの投稿です。
このニュースのPOINT!!
- キヤノンITソリューションズは2018年上半期のマルウェアレポートを発表。2017年下半期と比べた際、マルウェア検出数は50%程度に減少しているとした。
- しかし、マイニングマルウェアは2017年下半期と比べると330%の増加。感染したPCを仮想通貨マイニングBOTとして機能させる「CoinMiner」が流行しているという。
- なお、ダークウェブではマルウェアよりも扱いやすいランサムウェアが取引され、脅迫・フィッシング詐欺などを助長していることも報告した。
終わりの見えないマルウェア・ランサムウェアの被害、ダークウェブが助長か
Java Scriptを利用したマルウェアの検出率は相変わらず高く、なかでもCoinMinerと呼ばれる、感染したPCを仮想通貨のマイニングBOTとして機能させるマルウェアは、2017年下半期と比べ、330%の増加を見せている。
IoTデバイスの普及は生活の利便性を向上させるために欠かせないものだが、マルウェアに感染するデバイスが増えることも意味する。
マルウェアそのものも多様化しており、対策は常にその後追いだ…。
dai06
制作に一定期間を要するマルウェアより、対価を払えばダークウェブなどですぐに入手し、手軽に行えるランサムウェアによる脅迫やフィッシング詐欺などに走る犯罪者が増えているとのこと。
ダークウェブは私達の知らないところで暗躍し、サイバー犯罪を助長している。ランサムウェアのほかにも違法な製品は数多く取引されている。当たり前だが近付いてはならない。
dai06
なお、キヤノンITソリューションズのオウンドメディア「マルウェア情報局」では、発表内容の詳細をまとめたPDFレポートを入手することができる。
今回のレポートは8月22,23日のメディア情報交換会で発表されたものだ。
「マルウェア情報局」にはフィッシング詐欺やセキュリティの強化に関するコンテンツが多数用意されている。関心のある方はぜひご参照いただきたい。
dai06
ソース元https://weekly.ascii.jp/elem/000/000/418/418430/