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「PACcoin(パックコイン)」はユーザーにコミットする4つ目的を掲げるチャリティプラットフォームです。
市場価格帯の低い言わゆる草コインで、2018年の頭に一週間で20倍の値上がりをしたことで注目を浴びました。
「PACcoin(パックコイン)」の概要
通貨名/通貨単位 | PACcoin /$PAC |
公開日 | 2018年3月1日 |
最大供給量 | 100,000,000,000$PAC |
ホワイトペーパー | http://download.paccoin.net/PAC_White_Paper_2018_Final.pdf |
公式サイト | http://paccoin.net/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/PACcoinOfficial |
取扱取引所 | Huobi,Cryptopia,YoBit,Trade Satoshi,CREX24,Crypto Hub |
「PACcoin(パックコイン)」は、チャリティコミュニティを構築することを支援するプラットフォームです。
「Community(コミュニティ)」「Choice(選択)」「Content(コンテンツ)」「Charity(チャリティ)」と頭文字がCから始まる4つの目的を掲げており、プラットフォーム内ではこれらを「4C」と呼んでいます。
ユーザーはプラットフォーム内でチャリティ活動のためのコミュニティを自由に形成をすることができ、「PACcoin」はそれらのコミュニティの支援やサポートを行います。
2018年3月にハードフォークが実施され、4月にはAndroid端末専用のウォレットがリリースされるなど、プロジェクトの進行はスムーズです。
ハードフォーク後間もなく価格が高騰して注目を浴びましたが、やや値動きが不自然なため「詐欺コインではないか?」と投資家の間でも話題になっていました。
この記事ではそのことについても、筆者が集めた情報をまとめていきたいと思います。
「PACcoin(パックコイン)」の目的は4つの「C」
「PAC」はプラットフォームの目的として下記の4つを掲げています。
・Community(コミュニティ)
・Choice(選択)
・Content(コンテンツ)
・Charity(チャリティ)
これらはそれぞれ頭文字にCがつくため「4C」と呼ばれています。
わかりやすく言うと、ユーザーが構築したチャリティコミュニティをより活発にし、コンテンツ(内容)を重視した選択をユーザーが自分で行えるというものです。
「PAC」ユーザーは自分の考えとコミュニティの考えを照らし合わせ、自由にコンテンツを選択することが可能になります。
「PACcoin(パックコイン)」の特徴
銀行間の送金をなくし、個人間の送金を目的としている
「PACcoin」の通貨としての目的は、ユーザーが銀行を介さずに送金することができる仕組みを構築することです。
銀行によって引かれるシステム手数料などのコストをなくし、安価でスピーディな送金手段を提案しています。
Proof of Stake(PoS/プルーフオブステーク)を採用した仮想通貨
「PACcoin」では、ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムに「Proof of Stake(PoS/プルーフオブステーク)」を採用した仮想通貨です。
PoSコインは、マイニングを行う際に多くの電力を必要とせず、ユーザーは専用ウォレット内に100PAC以上保有しておくだけで通貨が増えていきます。
ハードフォーク後に発生した不自然な価格上昇
2018年3月に「PACcoin」はハードフォークを果たし、通貨単位が「$PAC」となりました。
その後1週間で20倍の価格となり、その値動きが不自然だと話題になっていました。
価格高騰が不自然?
実際に「PACcoin」ハードフォーク後の値動きを見てみましょう。
たしかに価格は一気に高騰し、その後急落しています。
この値動きを見て多くの人が、資金力のある誰かが大量に通貨を購入し、最も値が高いタイミングで売り抜けたと思ったようです。
つまり、誰かが市場操作をしたのではないかという疑いがかけられてしまったんですね。
証拠になるようなものは一切ありませんが、確かに疑いたい気持ちもわかるほど尋常じゃない値動きです。
高騰の理由:1/1000になった発行枚数
市場操作の疑いがある中、ハードフォーク後に発行枚数が1/1000になったことが原因の一つと言われています。
もともと「PACcoin」は最大発行枚数が非常に多く、価格上昇が見込めない仮想通貨とも言われていました。
そのためハードフォークによって最大発行枚数を減らしたのですが、当然発行枚数が減れば供給割合は増えるので、これが急激な価格高騰の原因の一つだと言われています。
暴落の理由:売り注文の増加
価格が一気に下落傾向に入ったことで、多くの投資家が通貨を売りに出しました。
売り注文が売り注文を呼び、ナイアガラともいわれる急激な暴落傾向に入ったとも言われています。
「PACcoin(パックコイン)」まとめ
さて、今回は「PACcoin」についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
大幅な高騰と暴落によって詐欺コインの疑いがかけられていましたが、実際の真相はわかりません。
一方でコミュニティの盛り上がりや運営側の情報発信量をみるかぎり、プロジェクトとしての信頼度は決して低くはないと個人的には思っています。
すでに複数の有名取引所に上場することが決まっており、今後の動向に注目したいです。