- 世界有数の金融会社、UBSのアクセル・ウェーバー会長は「ビットコインなどの仮想通貨での取引を顧客に提供することはない」と、自社の姿勢を強調。
- 同氏は、仮想通貨における犯罪行為などのリスクを懸念。厳しく規制することを求めている。
- 同氏は仮想通貨の”通貨”としての性質に疑問をいだいており、過去には「仮想通貨はお金ではない」とも主張していた。
送金手段になりきれない仮想通貨と、銀行との対立構造や如何に?!
仮想通貨に対するより厳しい規制を求め、「それら(仮想通貨)は透明性を欠くことが多く、そのために不正利用される可能性がある」と述べた。
UBSのアクセル・ウェーバー会長は規制を後押しか…。
仮想通貨に対しては、賛成的な国もあれば否定的な国もある。まだそのどちらにも定まらない国・組織においては、こうした金融業界の大物の発言は判断材料の1つにされる。そういう意味でもウェーバー会長の言葉には重みがある。
dai06
ウェーバー会長は、仮想通貨は良くても「非常に投機的な投資手段」であり、悪ければ「テロ、マネーロンダリング、その他の犯罪行為の資金調達を助長する」と述べた。
おっしゃる通りで…。
仮想通貨によって新しく増えた犯罪行為もたくさんある。仮想通貨を持っている人”を狙った暴行・詐欺事件もあれば、”仮想通貨が欲しい人”を狙った事件もあるな…。
それらの事件は時間を経るごとに複雑・巧妙化している。
dai06
しかしウェーバー会長は、仮想通貨の基礎となるテクノロジーであるブロックチェーンにはチャンスを見出している。「プロセスをよりシンプルで、早く、安全にするものは何でも、顧客、株主、銀行のすべてにとって有益である」。
仮想通貨に否定的な人は一定数いるが、ブロックチェーン否定派というのはあまり聞かなくなってきた気もするなぁ。
ウェーバー氏も、ブロックチェーンは仮想通貨と切り離して評価しているようだ。
dai06
ドイツ銀行の元チーフエコノミスト、トーマス・メイヤー氏が仮想通貨を「悪い賭け」であり、未知のリスクをはらんだ投機対象だと呼んだ。
”送金手段の1つ”として生まれたはずの仮想通貨は、今やその送金手段になりきれてはいない。銀行からは「不安定」、「不透明」と揶揄されがちな、危険な”投機対象”と思われることが多く、どうやらこの対立構造を覆すのは難しそうだ。
dai06
今週、投資銀行大手のゴールドマン・サックスは、顧客の要望が殺到しているため、ビットコイン取引を行うことが明らかになっている。
一方、銀行は銀行でも投資銀行のゴールドマン・サックスはこの波に乗るようだ。
それぞれ出方が違って面白いな…。
dai06
ソース元http://www1.odn.ne.jp/megukuma/count.htm